『明星 一平ちゃん夜店の焼そば チョコソース』で焼きそばれんたいん/噂の味を確認した!

明星の「一平ちゃん夜店の焼そば」といえばマヨビーム。それが
『明星 一平ちゃん夜店の焼そば チョコソース』ということでチョコビームに…。いくらバレンタインとはいえ、焼きそばにチョコはありなんですか!?

ウスターソースはそのままにチョコソースをかけるなんて!

バレンタイン・シーズンにまさか焼きそばが絡んでくるとは思わなかった。ただ麺というものはそもそもパンやケーキの素になる小麦粉。だったらチョコソースで味わってもまあきっと許せる範囲なのだろうなと予想していた。

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ところがどっこい、この『明星 一平ちゃん夜店の焼そば チョコソース』(110gうち麺90g・希望小売価格 税抜180円・2016年1月18日発売)は、きちんとウスターソースまで焼そばなのである。

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ということはやはりソース味焼そばにチョコソースがかかるということになる。もう何も想像がつかない。

さらにご丁寧にココアパウダーやカフェラテ風味も追加、チョコ風チップ&シナモンのふりかけと攻撃の手はさらに強まる。正直ピクリとも食指は動かない。しかし固定観念はよろしくない。ということで実際に食べてみることにした。

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フタをめくると出てくるのはいつものソースとの絡み具合が評判の良い油揚げ麺。この段階ではチョコなどの甘い香りは一切ない。湯戻しは3分。この時点ではソースもチョコソースもふりかけもまだ入れないので湯切りしても何の変哲もないカップ焼きそばの趣き。

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最初に入れるのはウスターソースの方。念のために味見してみたが、薄味ながら普通のソース。

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そしていよいよ問題のチョコソースを導入だ。マヨビームの要領でチョコビーム。むわっとチョコレートの甘い香りがしてきてソースの香りと混じる。

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そこにチョコ風チップ&シナモンのふりかけをかけると……、あれ、何か嗅ぎ覚えのある香り。

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そう、祭りの現場、夜店が出ているあたりの香りなのだ。チョコバナナの隣で焼きそばを焼いていて、その隣で綿菓子が作られている時のような、甘さとしょっぱさが交差するあの現場にいるような香り。

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勇気を出して食べてみる。チョコソースは濃いめなので、均等にかき混ぜるのが結構難しい。それでは一口。甘いとしょっぱいが同時にやってきた。チョコのせいか非常にコクがある濃厚ソースといった趣きで、意外と大丈夫。

さらにふりかけがカリカリしているのでこれも楽しい。ソースの味もきちんとしつつ、チョコの味わい。味だけを取り出してみれば、そんなに問題はないといえよう。ただし、飲み込んだ後の香りが実に摩訶不思議。ソースとチョコとシナモンの合体風味はなかなかに強烈だ。もう口の中は大冒険である。

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甘じょっぱいのはブームだけれど、これは……、正直ミステリアスすぎる。チョコとソースのハーモニーはもう味覚の試練。美味しいと思えば美味しいけれど、まずいといえばまずい。その人の心がけ次第でどちらにもそのやじろべえは傾くという絶妙のポイントを『明星 一平ちゃん夜店の焼そば チョコソース』は突いてきた。

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記者の正直な感想としては、面白かったけどもう一度食べる気にはあまりならないと言ったところ。ただそうした微妙な雰囲気を醸し出す『明星 一平ちゃん夜店の焼そば チョコソース』をバレンタイン・ギフトとして送ったら、それはそれでかなり面白いのではないかとも思った。メッセージとしては”非常に複雑な感情を抱いています”になるのだろうか。義理でも友でも本命でもないある意味特殊な相手にあげるバレンタイン・ギフトにおそらく最高だ。

 

 

オススメ度:(ピンときたら、どうぞ)
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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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