『ご当地最前線 京都こってり鶏白湯麺』あっさり・はんなりなどという表現を木っ端微塵にする濃厚麺!

京都といえばお上品であっさり・さっぱりというのが京の味というイメージだが、ことラーメンに関してはそうではない。特に現在の主流は進化系と呼ばれる濃厚ドロリ系である。寺社仏閣に囲まれて京都人が行列を作るのはこのエースコック『ご当地最前線 京都こってり鶏白湯麺』のようなこってり系ラーメンなのだ。

京都ラーメンはそもそもこってりタイプが当たり前という真実!

1970年代に首都圏で流行した京風ラーメンというあっさり和風のラーメンもかつてブームになったこともあるが、それはあくまで京都外の人間のイメージする京風。発祥自体も京都じゃない。

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本来の京都ラーメンはもともと仕上げに背脂を入れるこってりタイプが当たり前。今や全国各地で見かける人気ラーメンチェーンの「天下一品」が京都発のラーメン店だということを考えれば想像がつきやすいだろうか。

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そんな中、さらに強力にこってりを進化させた京都進化系ラーメンというのが目下現地では大人気。中でもはんなりとは程遠い最新流行の「濃厚白湯系」の京都ラーメンをテーマに生まれたのがこのエースコック『ご当地最前線 京都こってり鶏白湯麺』(89gうち麺70g・希望小売価格 税抜205円・2015年12月21日発売)である。

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麺は角刄の太麺仕上げの油揚げ麺。湯戻し5分ということでもその太さがわかるだろう。かやくには鶏肉そぼろ、メンマ、ネギ、唐辛子の4種を使用。そして最大のポイントになるのが、濃厚な鶏の旨味を凝縮した白湯スープである。

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湯戻し完了でフタをめくって驚いた。太麺がスープを吸い込んで、一見汁なしラーメンかと思う見た目。そこに後入れの薄茶色の濃厚チキンエキスをドロドロと追加する。かき混ぜると濃厚なチキンの風味が立ち上って、強力に食欲を刺激する。

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ツルツルっと食べるというよりは、ざっくりすくってガツガツ食べるタイプの太麺。かき込む感じで口の中に入れていくと、濃厚スープも同時にまとわりついてくるので、かなりのインパクト。スープの濃厚さはもうポタージュスープのレベル。豚骨と違って上品な香りがあるが、濃厚さでは負けてない。

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そしてそのこってりの嵐の中でビリビリっとくるのが山椒と黒胡椒を同時使用したというピリ辛。かやくの鶏肉そぼろも濃い味で、口の中はもう旨味の大洪水だ。これは素晴らしく美味しいカップ麺。

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あっという間に完食。太麺は噛み応えもぶちぶちしているので食べ応えもしっかりある。お腹が減った、いつもよりこってりしたラーメンを食べたいが豚骨ではないな、という時にオススメ。旨味と滋味を両立させた鶏白湯スープのカップ麺は珍しいので、見つけたら速攻でゲットしておきたい。

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オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:ご当地最前線 京都こってり鶏白湯麺

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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