『サッポロ一番 ポテマニア のり塩味』スティック・フライドポテトが入った洋風ヌードルを食べてみた!

西で発祥したとされるのがフライドポテトの入った「ポテそば」なるメニューで、巨大チェーンの「富士そば」が大々的に展開したことで話題となったのを覚えている人も多いのではないだろうか。今回の『サッポロ一番 ポテマニア のり塩味』はそのポテトのせブームにヌードルで乗っかるつもりのようだ。

 

ポテトスナックかと思う外見に騙される人続出⁈

一見「じゃがりこ」などのカップ入りスティックポテトスナックかと見間違う外見。赤と黄色とグリーンが配色されると、クリスマスかコイケヤの「ポテトチップス のりしお」を連想してしまうのはコンビニの棚に普段から親しんでいるせいか。

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まあ日本そばに比べればはるかに親和性があるのが洋風ヌードルだろう。カップ麺に関しては洋風ヌードルの場合、ポテトが入っているのはそんなに珍しいことではない。しかしサンヨー食品による『サッポロ一番 ポテマニア のり塩味』(94gうち麺70g・希望小売価格 税抜215円・2015年12月7日発売)は、フライドポテトをトッピングに持ってきたところが違う。

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ベースとなっているのはチキンで、そこにオニオンやガーリックなどを合わせているので、ラーメンというよりはやはり洋風ヌードル。スープは明らかにポトフ系統の洋風な味わいに胡椒と唐辛子でスパイシーに仕立て上げている。

ついついこのまま食べてしまいたくなる…。

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そして、ミニサイズのスティック・フライドポテトがのっかっているのが面白い。おもちゃのようなそれが撒き散らされているカップ内に湯入れして待つこと3分。すでにフライトポテトの香りがふわっと漂ってきているのが楽しい。フタの上面には「青のり」の小袋がペタっと貼り付いている。

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調理後の香ばしい香りに激しく食欲をそそられる。油感のあるフライドポテトの風味がブイヨン的スープの香りと混じり合って非常においしそうだ。最後に、後入れの「青のり」をパラパラ。すると一気にコイケヤ気分が高まって惑わされる。一体これはどこを目指しているのか。

ちなみに後で思ったのだが、ポテトにお湯を直撃させない方が、パリパリ感を感じて美味しい。あげ玉のような感覚。

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使用している麺は油揚げ麺で、しっかりしたコシとハリのある麺に事前に味付けがしてあるもの。かやくはキャベツと赤ピーマン。スープを一口飲むと滋味のある洋風味のスープに青のりの風味が加わって不思議。上にのったポテトと一緒に味わうと、のり塩味のポテトチップス度はさらにアップ。洋風なのか和風なのか、それとも中華なのかすっかりわからなくなったけれども、なぜか美味しい。これはポテトチップスの延長線上の美味しさなのか。

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しっかりした硬派な麺とポテトを一緒に食べると何とも至福。まるで前世で結ばれていたかのように相性はバッチリだ。ただ食べ進むうちにポテトがふやけてきてしまい、フライドポテトのカリカリ感は失われる。それが美味しいというのに。

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できることなら青のり同様、このポテトも後のせにして欲しかった。ただ胡椒の効いたピリッとしたスープと麺のハーモニーもジャンクフード的美味しさに満ち溢れているので、箸が止まることはない。

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結局美味しいまま完食できた。キャベツも具材に入っているのだが、ポテトほどのインパクトはない。総合的に考えると、ポテトチップス、それものり塩味が好きなら一度は食べてみるべきかと思う。カップ麺を食べながら、後味がポテトチップスというのはなかなかに新鮮な体験。ただ明らかに炭水化物に炭水化物という禁断の組み合わせだということだけは、心の片隅に小さくメモしておきたい。

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オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:サッポロ一番 ポテマニア のり塩味

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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