洋食缶詰の歴史を感じさせる明治屋『おいしい缶詰』丁寧な作りに、油やソースの1ランク上の美味しさ!

今年の第2位の売上げは、1月~9月で14万缶を売り上げた「牛肉デミグラスソース味」。

2-1

こちらも味の点で、全く文句がない。

トロリとしたデミグラスソースは湯煎していただくと、作りたての小皿料理のよう。皿に野菜と盛りつければ、これはもう缶詰だとは思えない料理である。

2-2

肉は軟らかく、それでいて存在感があり、ソースは複雑な味わいで丁寧に作られている印象を受ける。ソースが美味しいのはPUB缶時代からの伝統で、単に酒のつまみ用ではなく、ご飯が食べられる「お総菜缶詰」として『おいしい缶詰』が位置付けられていることを納得させる。

2-3

デミグラスソースなので、合わせる酒はやはりまず赤ワインだろう。しかしあまりこだわらずとも、ビールや昨今流行のRTDのスピリッツの類でもばっちり美味しくいただける。「牛肉デミグラスソース味」は税別450円だ。

 

今年の売上げ第1位は・・・

今年1月~9月期までの売上げでは21万缶というダントツの売上げとなったのが、「プレミアムほぐしコンビーフ(粗挽き黒胡椒味)」だ。

1-1

たかがコンビーフと思うなかれ。これはしっかりと牛肉の味がするのである。食べてみると、この缶詰が第1位になるワケがわかる気がする。

というのも、これは若い人にもウケが良さそうだし、コンビーフを懐かしんで食べられる年配にも受け入れられ、ご飯のおかずのほか、軽いお酒と一緒にいただく女性を中心にした層にも広く人気が出そうな美味しさだからだ。

1-2

コンビーフと聞いて連想するものよりずっと肉感があり、そしてスパイスが強く香るので、噛みしめると牛肉の味が染み出してくる。

1-3

記者は、この「プレミアムほぐしコンビーフ(粗挽き黒胡椒味)」には間違いなくバーボンを合わせるが、ビールやウイスキーなど洋酒系なら何でもOKだと思う。また、このコンビーフをサラダと一緒にいただけば、ワインのオードブルとしても似合ってくる。パンにペーストして塗っても、やはりワインの付け合わせにいいだろう。価格は税別550円。

 

おすすめ新商品2種・・・