『SMART LAMP SPEAKER-plus』ソフトなシリコンフォルムの優しい明かりと音楽が流せるおしゃれランプ!

USBで充電するスタイリッシュランプ、『SMART LAMP SPEAKER-plus』(希望小売価格 税込19440円・発売中)がエレス株式会社(東京都渋谷区)から発売。本体の丸いカバーをタッチすると七色に色を変えて輝き、Bluetoothに接続することで色をコントロールすることもできる。さらには、タイマー機能を使って光と音で目覚めることもできるスピーカー付きランプなのだ。

 

製品としては既に発売されている「SMART LAMP SPEAKER-mini」の上位モデルとなるこの『SMART LAMP SPEAKER-plus』。miniよりもサイズが一回り大きくなっており、容量アップ・LEDランプ数が増加・スピーカーがモノラルからステレオに進化している。

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5〜6時間のUSB充電で、音楽とランプを約6時間使用できる。ランプだけの使用ならハイモードで使っても10時間持つとか。充電式ということで持ち運び可能というコンセプトなのだが、記者には正直そのシチュエーションが今ひとつ想像がつかない。

見た目がスタイリッシュなランプなので、ベッドサイドに据え付けで使うことを想像したが、それだと充電式の意味がない。とはいえ持ち歩き用途にしては直径157×174cmの大きさに重さ590gは、正直かさばるサイズ感ではないかと考えるとよくわからない。

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モバイルシーンでの活用に適した機能として、本体にUSBの出力端子があり、そこにつなぐと何とスマホの充電ができる。ただ、そうなるとランプ/スピーカーとしての駆動時間は短くなるわけで…。ますます謎めいている製品である。

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単体でも使えないことはないのだが、最近のこうした製品の傾向で、この『SMART LAMP SPEAKER-plus』はBluetooth接続をしてスマホなどの専用アプリでコントロールすることができる。

 

制御アプリ「emoi」
■iOS(https://appsto.re/cn/1MXr5.i
■Android(http://www.emoi.com/download/H0023/emoi_2.0.apk

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実際に使おうとしてセットアップしたのだが、まずBluetooth接続でつまづいた。一向にペアリングしないのだ。対処としては王道のリセットを試みる。この『SMART LAMP SPEAKER-plus』だと音声入力のLINE INに、付属のリセット棒を入れて内部のボタンを押してリセット。それでも認識しない。今度はiPhoneを再起動。それでつながった。

上記のリンクでApp Storeに入ると説明が何と中国語。アプリ自体は英語。何やら怪しいがそのままインストール。

そしてアプリを立ち上げて確認する。そのまま使おうとしたら反応しなかったので、Bluetoothと表示されている部分をタップしてアプリ内でさらに『SMART LAMP SPEAKER-plus』を認識すると反応するようになった。ただ使用時に機種を選ばせられるのだが、それが商品名ではなく型番というところが落とし穴。説明書の裏側に書いてあるがどうにも不親切…。

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とにかくこれでランプ機能、スピーカー機能は自由自在に操れる。Musicをタップしてアプリ内蔵の音源を聴いてもいいし、自分の音楽ライブラリの曲を聴くこともできる。Appleの定額音楽サービス「Apple Music」の曲を含んだプレイリストもきちんと再生できた。驚いたのは思ったよりも音量が出る。小型の2.5W × 2ということで期待していなかったが、BGM目的なら十分な音量。しかも低音がしっかり出ることに驚いた。

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また七色に光り輝くLEDランプなのだがスマホ制御の場合、RGBのカラーバーで色味を選べるので、微妙な色を表現することも可能。明るさは電球色が一番明るく感じるが、それでも柔らかい印象の光。眩しいタイプの明るさではない。

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面白いのはランプのカバー部分がシリコンで出来ているので、ふにゃふにゃだということ。外したカバー部分を装着しようとすると形が歪んでしまう。いろいろ試行錯誤した結果、下の部分を力技で広げながら丸い部分には触れずに装着すれば、きれいな丸い形で装着できた。もちろんLEDなのでカバー部分が熱くなることはない。

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ほかにも使用方法として本体裏面の振動スイッチをオンにした後、カバーを斜め上45度の角度から叩くと明るさの調整やオン/オフの切り替え、カラーを変えることもできる。面白いのだが、この振動センサーが曲者で、スムーズに反応させるには少々コツがいるように感じた。反応しないからとバシバシ叩いているその姿はあまり人様には見られたくないような…。

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さらに高度な利用方法としては電話着信時にハンズフリーフォンとして使える機能がある。現実にはあまり使用する機会はない気もするが、ノイズリダクション機能で周囲の雑音を低減してくれるそうだ。

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アプリのタイマー機能を使用すれば、設定した時刻に光・音楽(アラーム)が鳴る目覚ましにもなる。光自体は眩しいというほどではないのであくまで補足的だが、音楽は強烈に鳴るので目覚まし機能としては十分だろう。ただこの場合も寝しなにランプとスピーカーとして使用した場合、目覚まし時刻あたりでバッテリーが切れそうな不安がある。

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総合的に考えると、そうした細かい機能よりも何よりそのシリコンで作られた柔らかい印象の明かりがポイントなのではないかと思った。いろいろな機能を駆使するというよりも、ふんわりと癒しの時間を過ごしたいときにお気に入りの音楽を流せるスタイリッシュなランプ。ただ価格としても安くはないので、この佇まいを気に入った人が購入すべきものだと思う。

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【スペック】
型番:H0018
セット内容 本体/充電用USBケーブル/リセットアクセサリ/取扱い説明書(国内保証書付)
サイズ・重量 Φ157×174mm・約590g
電源 (USB対応) 入力:USB DC5V 1000mAh Max./出力:USB DC5V 500mAh
バッテリー リチウムイオン 3.7V 4000mAh / 充電可能回数:500回
充電時間 USB 約5〜6時間
スピーカー 3Ω 2.5W × 2 ステレオ
Bluetooth仕様 Bluetooth Ver.4.0
伝送距離 最大半径 約10m (障害物がない場合)
有線音声入力 3.5mm ステレオミニプラグ対応
連続使用時間 音楽再生:約7時間/ランプのみ:約10時間(High)〜約20時間(Low)/音楽(70%の音量)+ランプ(High):約6時間
素材 ABS樹脂 / シリコン
製造国 中国

オススメ度:(良い商品です)
公式サイト:SMART LAMP SPEAKER-plus

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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