『サッポロ一番 グリーンプレミアム 0(ゼロ) 醤油ラーメン/海鮮ラーメン/鴨だしうどん』で中高年も健康的に麺!
見た目は塩ラーメン。麺は同じ弾力のあるノンフライ麺だが、こちらの方がスープの旨味度は高い。いわゆる高級中国料理店で供されるすっきりとしたタイプの麺メニューのような上品なスープがとても美味しい。
どんぶりの中には何も存在しないのだけれど、湯気の向こうにホタテやアサリなどの海産物の姿がうっすら見え隠れする滋味あふれる旨さ。麺とのハーモニーも、こちらの方が相性が良い気がする。
いっそのこと別途ホタテを用意して乗せたくなる海鮮そば独特の美味しさ。これはかなり惚れた。
サッポロ一番 グリーンプレミアム 0(ゼロ) 鴨だしうどん
シリーズの中ではもうラーメンの枠をはみ出してしまっているのがこの「鴨だしうどん」。もともと日本そばなら油を使用しないのでごく自然な気がする。でもカロリーは微妙に一番高い298kcal。
麺は「醤油ラーメン」「海鮮ラーメン」とは違い真っ白なノンフライ麺。これまた吹きこぼれに注意をしながら茹でること3分間。
仕上がってどんぶりに移すとやはりシンプル。濃い目の醤油色の汁に浮かび上がるきりもみタイプにねじれたうどん。あくまで「鴨だし」で鴨が入っているわけではないというのを知ってはいても、ネギも鴨もいないその光景は寂しい。
さて味わってみるとうどんが旨い。コシがぐんとある細麺なのだけれど、小麦粉の味わいをしっかり感じられる存在感の強いうどん。モチモチ感も程よくある。
肝心なスープだが、「醤油ラーメン」同様、重ね仕込み醤油本懐石を20%使用して醤油感抜群で、さらにカツオと昆布のダシを調和させたのは良いのだが、肝心の「鴨だし」はというと、いささか肩すかし。
まあそもそも鴨肉の味自体、脂が特徴なわけで、ノンオイルにしてしまったら鴨も活躍のしようがないというところか。素うどんとしての完成度は高いけれど、その湯気の向こうに鴨がいるようにはどうしても思えなかったというのが正直なところ。
以上、3種のヘルシー志向麺『サッポロ一番 グリーンプレミアム 0(ゼロ) 醤油ラーメン/海鮮ラーメン/鴨だしうどん』を試食してみたわけだが、記者が一番気に入ったのは「海鮮ラーメン」だった。
ただどれも具材を入れて食べることにより、大いに印象は変わると思う。少なくともネギ、スパイスとして胡椒、ラー油、唐辛子など。入れ過ぎたら本来のヘルシーさが損なわれてしまう気もするが、許せる範囲で工夫して楽しみたい。
ちなみにこの『サッポロ一番 グリーンプレミアム 0(ゼロ) 醤油ラーメン/海鮮ラーメン/鴨だしうどん』だが、メーカーに聞いたところ特殊な販売形態を取っているとのこと。
スーパーマーケットでは各種5個パック売りで展開。鴨だしうどんはコンビニでは販売されないという。
コンビニでは醤油ラーメンのみの1食バラ売り展開で、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、一部のセブン-イレブンで販売。海鮮ラーメンのみファミリーマート限定となる。コンプリートするのは結構手間暇がかかるかもしれない