『サッポロ一番 グリーンプレミアム 0(ゼロ) 醤油ラーメン/海鮮ラーメン/鴨だしうどん』で中高年も健康的に麺!

優の高橋克実と女優の吉田羊が熟年夫婦を演じるCMでも話題となっている、サンヨー食品の『サッポロ一番 グリーンプレミアム 0(ゼロ) 醤油ラーメン/海鮮ラーメン/鴨だしうどん』(5個パック・希望小売価格 税抜525円・2015年9月14日発売)。健康志向の袋入りインスタントラーメンシリーズで、ノンオイルスープ、ノンフライ麺、コレステロール0(ゼロ)という、まさにメタボでロコモな大人が安心して食べられる商品設計。その味わいを確認してみた。

 

「鴨だしうどん」はうどんなのでそれは良しとして、「醤油ラーメン」「海鮮ラーメン」に油脂を使わないというのはなかなかの冒険。もちろん全てに使用されている麺は油を使わないノンフライ。カップ麺とは違うのでかやくは一切入っていない。カロリーは通常の「サッポロ一番 しょうゆ味」(1食442kcal)と比べるとどれも半減まではいかないが結構な低カロリー化を実現している。

 

サッポロ一番 グリーンプレミアム 0(ゼロ) 醤油ラーメン

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カロリーは297kcal。何より驚いたのはその調理過程。一応、注意書きに「めんに油脂を使っていませんので、煮ている際は細かい泡が多く出ます。 吹きこぼれないよう、火加減に注意してください。」と書いてあるのだが、本当に強力に泡立つ。

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何も知らずに調理したら鍋に洗剤が残っていたかと思うくらいの勢いで一気に泡が吹き上がる。なので調理はほぼ弱火でじっくりと煮こむことになる。その際麺をほぐすために菜箸でかき混ぜようとしても麺が見えないくらい泡だらけ。何とも不思議。くれぐれも鍋の前を離れずに見張りたい。

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3分間煮込んだら、液体スープを投入。醤油の香りがキリッと香り立つ高品質スープは、重ね仕込み醤油本懐石を20%使用しているとか。そしてノンオイルを標榜しているだけに気になるのはダシ。焼きあご、瀬戸内産煮干、国内産地鶏でラーメン化しているという。

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ザバッとどんぶりに開けると何ともシンプル。醤油スープに麺、他に何も無し。実際はネギやメンマ等を追加して食べるのが普通だが、ここはおためしなので、そのまま食してみる。

醤油味は結構濃い目。何かいろいろヘルシー志向な能書きがあるので、薄味を予感していたが、しっかりとした味わい。そうか、ヘルシーイメージではあるけれど、ここでさばかれたのは油であり、塩分ではない。通常の「サッポロ一番 しょうゆ味」と同量の塩分が含まれている。つい惑わされて塩分摂取制限の人が食べてしまいそうなので注意が必要。

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ダシの味もしっかりとした和風ラーメンの趣き。確かに油感は少ないが、コクのある醤油とチキンの風味で立派にラーメンとなっている。さっぱりした昔ながらの中華そばが好きな人なら意外とイケると感じるのではないだろうか。透き通ったスープの醤油ラーメンが好きな人ならおすすめできる。

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麺も生ラーメンにほど近い弾力のあるタイプ。うん、いわゆるインスタントラーメン独特の化学調味料っぽい背徳な味わいは少ないが、ラーメン欲は充分満たされると思う。

 

サッポロ一番 グリーンプレミアム 0(ゼロ) /海鮮ラーメン

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これまた調理時の泡立ちが凄まじい。調理中に麺をほぐそうとするとさらに泡立ってあふれるのでくれぐれも慎重な調理が必要。

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ちなみに調理前の麺の匂いを嗅ぐと、ノンオイルなせいかフランスパンのような香りがする。カロリーは291kcalと「醤油ラーメン」よりもさらに微減。チキンとポークの合わせダシに北海道産のホタテと昆布を追加した上に鰹節とアサリのダシまで加えたという旨味満点の一品。

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