『ピタットルーラー[15]オレンジ/[30]オレンジ』スルスル〜のピタッ!を実現する滑って止まる魔法の定規!

るする滑るのにピタッと止まる、カッター使用もOKという定規のヘヴィユーザーにはまさに夢のスペックを持っているのが、プラムネット株式会社(神奈川県横浜市)によるこだわりブランド「モチモノ」から発売された定規『ピタットルーラー[15]オレンジ/[30]オレンジ』(15cm/30cm・希望小売価格 税抜600円/1200円・発売中)である。2015年の日本文具大賞を受賞したこの製品、実際にどのくらい使えるのか試してみた。

 

定規にとってスムーズに目的の位置に移動させる機能は必須。但し目的の位置にたどり着いたらピタッと動かないでくれるのが理想。全く矛盾した性能が理想なのだが、もちろんそんな上手い話はないと諦めていたのが定規ユーザーではないだろうか。

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さらに言うとアクリル製の定規にカッターを当てるとどんどん削れていってしまい、いざまっすぐな線を引こうとする時に役に立たなくなってしまうのもあるあるだろう。製図用に定規目盛りのある側の反対に鉄芯を埋め込んで解決してるものもあるが、その場合は目盛りの役割は果たせない。

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では最初からアルミ製の定規にすれば良いではないかと思うかもしれないが、下が透けて見えないのは結構不便。カッター使用時にアルミ製定規、普段はアクリル製定規と2本持ちするのも面倒だ。

そんなジレンマを解決したのが『ピタットルーラー[15]オレンジ/[30]オレンジ』。細身のシュッとしたフォルムで、そんな理想の定規性能を実現しているから驚きだ。

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滑るのにピタッと止まる、その仕組みは中央のオレンジ部分にある。ここが硬いゴムのような滑り止め素材なのだ。そのままだと止まってばかりいるわけだが、その部分は普段は浮いているように設計されている。従って動かす時には紙に触れないのでストッパーの役目は果たさない。そして照準を定めたらオレンジ部分を軽く押すとオレンジ部分がストッパー機能を果たしてピタッ。素晴らしい。

アクリル側を使用すれば下の紙が透けて見えるので望みの線を引きやすい。これは便利だ。

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スルスル~のピタッ。これは気持ちいい。ピタリと位置を固定するためにグッと力を入れていた今までの定規生活とはさよなら。さらにうれしいのはアルミとアクリルと二刀流になっているところ。つまりアルミ側を使えば、カッター使い放題なのだ。もちろん削れることはない。わざわざアルミ製定規に持ち替えなくてもサッと対応できるのもやはり気持ちいい。

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幅もスリムなところから、普段からペン立てに差して置いても邪魔にならない。15cmと30cmの2モデルなので、自分の用途に合ったものを使いたいが、軽くて幅の細いゆえに30cmモデルでもかさばらないので、通常は30cmモデルを選んでおけば間違いはないだろう。

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オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:ピタットルーラー[15]オレンジ/[30]オレンジ

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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