餃子の味がするラーメン! 『スーパーカップ1.5倍 ギョーザパンチラーメン』を食べてみた!

者、特に育ち盛り男子の尽きない食欲に応えるエースコックの大盛り人気ブランドの「スーパーカップ」から極めつけの『スーパーカップ1.5倍 ギョーザパンチラーメン』(122gうち麺90g・希望小売価格 税抜200円・2015年9月7日発売)が登場。中に餃子は入っていないという変則技フェイクグルメの決定版、発売前にメーカー広報から商品提供を受け、試食検証した!

 

ライバルは自社にありとばかりに、同じ「スーパーカップ1.5倍」シリーズの「ブタキム」を仮想敵に2014年スタートで開発されたのがこの『スーパーカップ1.5倍 ギョーザパンチラーメン』。候補は100を越えたという厳しい選考を勝ち抜いたのは、ラーメンと切っても切れない親密な仲の「餃子」味。

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普通なら餃子がトッピングされると考えそうなものだが、エースコックは何とギョーザ味のラーメンにしようと決めたから驚き。従ってギョーザと銘打っていながら、ここには餃子の形はおろか、餃子を構成する重要要素である皮も存在しない。ラーメンをギョーザの味にするということだけで『スーパーカップ1.5倍 ギョーザパンチラーメン』の名称を採用したのはかなりの冒険ではないか。

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実際問題、記者は餃子をトッピングした餃子ラーメンは大好きである。最近はめったに扱っているラーメン店を見かけないが、あれば絶対頼む。しかしそれはあくまで餃子が上に乗っかったタイプのラーメンだ。ラーメンの味をまるごと餃子にしてほしいなどとは微塵も考えたことがない。

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そんな複雑な思いを交差させながら、いざ試食。
フタをめくるとキャベツ、肉そぼろ、揚げ玉、ニラ、唐辛子の輪切りという先入れかやくに後入れの粉末スープと液体スープが在中。この時点ではわずかにニラの香りが餃子を連想させる程度。

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麺はただでさえ存在感の大きいカドメンを最太にしたという強烈な油揚げめんがとぐろを巻く。すでにこの時点で相当な満腹感が予想されてならない。湯入れから5分。いそいそと粉末スープを溶かしてみるが、まだ餃子の香りはしてこない。そして液体スープ投入、すると見事にラー油と酢としょう油の混じりあった餃子独特の香りが大爆発。確かにこれは餃子の香り!

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いやしかし、これはラーメン。チキンとポークの合わせだしにニンニクとタマネギを合わせた醤油スープの見た目は普通。しかし一口味わってみると、ごま油を強力に利かせて酢が混じる。いわゆる餃子のタレの味わいがスープを覆い尽くしているのだ。

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さて麺を食べてみよう。抜群の弾力とボリューム感に定評のあるカドメンがさらに太く、噛み心地はまさにガツガツ。果てしなく気持ちが野獣に近づいてしまう歯応えがスタミナ感満点。

酸っぱさと強烈なニンニク・ニラ臭とワイルドなカドメンが合体すると確かに口の中は餃子になる。気になっていた皮の不在だが、カドメンのボリューム感のお陰でそれが皮の味わいも果たすという寸法だ。確かに同じ小麦粉なわけで、役目としては申し分ない。

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しかしラーメンを食べると餃子の味がするという体験はなかなかに得難い体験。すごく不思議で、トワイライトゾーンに入り込んでしまったような気分が味わえる。

ラーメンが好きで、餃子が好きという人は、この体験は一度試してもらいたい。笑っちゃうほど餃子味なラーメンというカップ麺B級アトラクションとしてはかなり面白いもの。話の種にもなるので、ぜひ!

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:スーパーカップ1.5倍 ギョーザパンチラーメン

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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