『マルちゃん 沖縄ちゅら塩ラーメン』鰹だしが沖縄そばを連想させるすっきり・あっさりタイプのご当地ラーメン

リンクに菓子、カップ麺シーンで目下アツイ注目を集め新製品が続々投入されているのが沖縄の塩。東洋水産『マルちゃん 沖縄ちゅら塩ラーメン』(110gうち麺70g・希望小売価格 税抜220円・2015年7月20日発売)はそうした塩の風味を活かした塩味の沖縄ご当地ラーメンである。

 

沖縄といえば沖縄そば(ソーキそば)という印象が強いのだけれど、本場の沖縄にしても若者はもう沖縄そばよりラーメンを愛する者の方が多くなっているとか。従ってラーメン店の競争もそれなりに激しい。

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そんな中、沖縄独自のご当地ラーメンを生み出そうと沖縄の有名ラーメン店が結集したのが「琉球麺侍」という団体。そこが監修してこれぞ沖縄のご当地ラーメンとばかりに作り上げたのが「沖縄ちゅら塩ラーメン」で、今回はその記念すべきカップ麺化。ちなみに”ちゅら”は漢字で書くと”美ら”で、文字通り美しいということを表す沖縄方言。

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この『マルちゃん 沖縄ちゅら塩ラーメン』、特徴は塩を中核に据えることによって生まれたサッパリ塩ラーメン。早速食べてみることにする。かやくは先入れがチャーシューとタマゴ、後入れが味付鶏挽肉とネギという二段階方式。

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フタをめくって中を覗くとノンフライ麺特有の透き通るようなマイルドイエローの麺が見える。太めの手打ち風のルックスが眩しい。そこへ湯入れをして待つこと5分間。

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フタを再度めくるとノンフライ麺ならではの、スープ入れ前の麺ほぐしの儀式。弾力性のある麺を丁寧にほぐしていく。意外と簡単にほぐれたところに液体スープを投入。カツオ、豚、チキンの合わせだしにさらに鳥脂が加わった豪華版。カツオの香りが顕著なので、沖縄そばを彷彿とさせる。

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麺は絶品。チュルチュル感とシコシコ感が合わさった、噛みごたえのある太麺は素晴らしい。それに乗って運ばれてくるのは粗塩のミネラルを感じさせる存在感のある塩スープ。カツオとともに、食べてみるとチキンの主張が強いことがわかる。

あっさりスープではあるけれど、沖縄そばほどではなく、しっかりと脂も感じさせる味わい。ふんわりとしたタマゴが優しさを加え、鶏そぼろ風の挽肉が香ばしさを高める。

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なるほど、暑いさなかに食べるラーメンとしてはこのさっぱり塩はかなりポイントが高いだろう。まさに沖縄そばと塩ラーメンの中間を行く絶妙なバランスだ。ただコッテリ派の人にとっては少々物足りないかもしれない。味のパンチが少々欠けているのだ。

もちろん全体としては美味しく楽しめる。オリオンビールと合わせて楽しめばきっと夏気分はMAXになるだろう。あっさりタイプのラーメンを探している人は食べた方がいい。

オススメ度:(良い商品です)
公式サイト:マルちゃん 沖縄ちゅら塩ラーメン

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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