『全国麺めぐり 徳島ラーメン』豚骨スープを醤油で黒く染め上げた流行りの「黒系」は脂たっぷりのスタミナ派!

んまる目で三つ編みのスーちゃんキャラクターでお馴染みの寿がきや食品から、流行りの濃厚「黒系」醤油豚骨ラーメンの『全国麺めぐり 徳島ラーメン』(124gうち麺70g・希望小売価格 税抜227円・2015年7月20日発売)が登場。徳島のご当地ラーメンとして最近人気が高まっている「黒系」をいざ!

 

四国東部に位置する徳島県。全国44位/約80万人の少ない人口だと言うのに、そこで愛される徳島ラーメンは3種類もある。大きく分けて「黒(茶)系」「黄系」「白系」で、黄系は鶏ガラ野菜を薄口醤油で仕上げたサッパリタイプ。白系は豚骨スープで博多ラーメンなどに近い。

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そして今回の『全国麺めぐり 徳島ラーメン』で再現されているのが「黒系」だ。茶系とも言われるだけあって、その色味は醤油の色。生卵を入れて食べることで知られているが、今回はそこまでは再現されていない。まあやりたいなら勝手に自力でやればいいのだけれど。

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さてフタをめくって後入れ液体スープとかやく入り先入れ粉末スープを取り出すと、中からたまご色の細かく縮れたノンフライ中太麺が見える。かやく入り先入れ粉末スープのかやくは豚肉、モヤシ、ネギの3種類。湯入れ4分で完成だ。

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4分経過してフタを開けても麺がほぐれていないので、この段階でしっかり箸でほぐしていくのがノンフライ麺のお約束。しっかりほどけたところで液体スープを投入だ。確かに一気にスープが黒くなる。香り立つのは醤油と豚の脂の香りの合体したもの。いかにもコッテリな濃い口の香りだ。

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さあ、一口、まずはスープから。脂感強、醤油感強で、中国料理店の肉そばのようなあんかけ的な濃厚フィーリングが満ち満ちている。まさにスタミナラーメン。じっくり炊きだした豚骨スープをガツンと醤油で割った黒系スープは濃厚ラーメン好きにはたまらない魅力だろう。

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さらに麺はノンフライだけあって細くはあるものの、かなりの生麺感触。縮れが強いのでスープの脂を全部絡めとって口に運んでくるのが強力だ。口の中で豚脂特有の甘みと醤油の旨味が濃厚に絡み合う中にコシが強く粘りのある麺が参戦してきて濃厚なことこの上ない。とにかくパワフルな印象の一杯だ。

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ただかやくに関しては、豚肉チャーシューやネギはそれなりの存在感があったものの、もやしは言われてみないと気づかないほど細く頼りないので今ひとつ。

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全体的に繊細さよりも豪快さを良しとするなら、スタミナ風味のこのラーメンをきっと気に入るはず。その代わり脂感の強いラーメンが苦手なさっぱり好きには絶対おすすめできない。

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オススメ度:(良い商品です)
公式サイト:全国麺めぐり 徳島ラーメン

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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