『アロマ蚊取り線香10巻 ローズ/ラベンダー/竜胆(りんどう)』レトロ感とおしゃれな香りの合わせ技で一本!

本の夏の風物詩「蚊取り線香」が改めて注目されている。創業明治43年、なんと100年以上蚊取り線香を作り続けている紀陽除虫菊株式会社(和歌山県海南市)から、『アロマ蚊取り線香10巻 ローズ/ラベンダー/竜胆(りんどう)』(10巻・希望小売価格 税抜各600円・2015年6月1日発売)が発売。オシャレ気分満点の香りが付いた現代的な蚊取り線香にこの夏、注目!

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色褪せない「蚊取り線香」ならではの魅力

「蚊取り線香」は過去の商品、そんなイメージをお持ちかもしれない。たしかに現代日本においては出火の危険がない電気式「蚊取りマット」の時代を経て、連続使用リキッドタイプが主流。それも壁などに一日一回噴射すれば良いというスプレータイプに移り変わりつつある。だが、意外にも殺虫効果は「蚊取り線香」が一番高いという。燃えはじめから燃え終わりまで均一な濃度で殺虫成分が拡散する。

電源の無いところでも使えるシンプルさも「蚊取り線香」の魅力だ。日本産の蚊取り線香は、アメリカでも「モスキートコイル」というかっこいい名称で売られていたりもする。皿の上に金属やアルミで出来た線香立てを立てて火を付けて使用する。火さえあれば使えるということで、アジア圏などでも未だに人気が高い。

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そしてレトロな佇まい、赤い炎と落ちる灰には捨てがたい魅力がある。昭和の夏のイメージとしてお馴染みの”蚊取り豚”に入れて使ったりするのも良い。若い世代でも偉大なクラシックとして、あえて「蚊取り線香」を選ぶ人もいるとか。

今回の『アロマ蚊取り線香10巻 ローズ/ラベンダー/竜胆(りんどう)』は、旧来の「蚊取り線香」の魅力はそのままに、香りだけを現代風にアップデートした商品だ。では、検証してみよう。

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蚊は殺すが、人間やペットには無害!

蚊取り線香の源流は自然界に存在する除虫菊という植物で、それを乾燥させて粉状にしたものを練って成形、その天然成分ピレトリンで蚊を退治していた。昭和30年にはより大量生産に適した蚊取り成分の合成ピレスロイドが実用化され、今の蚊取り線香はそうしたピレスロイド系薬剤の効果で蚊を退治する。

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ピレスロイドの力で蚊をやっつけるというのは、リキッド式でもマット式でも噴射式でも蚊取り線香でも変わらない。ハエ・蚊用の殺虫剤もほとんどピレスロイド系。殺虫剤コーナーに行くと大半がピレスロイド系なのは、昆虫類・両生類・爬虫類には神経毒だが、哺乳類・鳥類に毒性がほとんど無いから。蚊とともにペットが死んでしまわない(昆虫類・両生類・爬虫類ペットはNGだが)ことからも実に使いやすい毒なのだ。

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今回紹介する『アロマ蚊取り線香10巻 ローズ/ラベンダー/竜胆(りんどう)』も、蚊取りの根拠はピレスロイド系。ただしいわゆる蚊取り線香のレトロな香りではなく、良い香りが漂うのが違い。

 

効き目は約7時間、倒れるのが怖ければケースで使おう

線香立てが同梱されているので、蚊取り線香より大きめの皿の上に立てるのが基本。忘れている人もいるかもしれないが、燃えた分は灰になって下に落ちるのである。ただ、倒れる危険があるのも困りもの。火事の原因になってしまう。

そこで役に立つのが今回使用した「夕顔 どこでも蚊取り線香皿」(希望小売価格 税抜648円)。ガラス製のマットになっているので火が付くことなく使用できる上、フタをして使用することもできるし、吊るして使用することも可能だ。

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ちなみに渦巻きの燃焼時間は約7時間。就寝時に設置して朝まで、という使い方が一般的だ。そして先端に火をつける。火が移ったら少し燃やしたままにしてしっかり火種が付いたらフッと息で吹き消す。先に火をつけてから線香立てや線香皿に設置するのが基本だ。