消臭スプレー3種比較!『ファブリーズ』『ハイジア』『リセッシュ』使って調べたが、違いはあるか?

では、ニオイを消せるのはどれ?

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また、ニオイが消えたかどうかについては、これは微妙で非常に判断が難しい。

というのは、先に書いたとおり、ハイジアは比較的早く香りが消失するため、逆にニオイが消えていないような気がしてしまうからだ。逆にファブリーズとリセッシュは、香りが残るため、微妙なニオイは、その香りにかき消されてしまう。本当にニオイが消えたのかどうかは、人間の鼻の能力では、かぎ分けるのはかなり難しそうだ。

 

ハイジアだけ、コンセプトの違いを感じる

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今一度、細かなスペックを比較すると、まずコスパの部分では、ハイジアが1つ図抜けているのがわかる。しかしそれとて大きな差ではない。

香りについては、好き嫌いがあると思うが、スプレーして乾かし時間が経過すると、ファブリーズもリセッシュも似たような香りになってくる。それに対し、ハイジアは香りの消失が早く、残らない。と同時に、溶剤であるエタノール臭が一番強いのもハイジアである。要するに、ハイジアは、アルコールを振りかけているような雰囲気が強いのである。

 

結論、記者はどの消臭スプレーを選んだか

catch

さて最後に、使ってみた感想を書こうと思う。

記者は、まずファブリーズの甘い香りは好みではないので、リセッシュとハイジアを使いたい気分になったが、次第にこの2つの使い分けをするようになったのである。

つまり、香りを残したくないもの、例えば食べ物が入っているようなカゴとか、いつも着る衣類には、香りが残らないハイジアを使い、逆に玄関やトイレ、お客さん用のバスタオルなど、多少香りが残った方が良さそうなものにはリセッシュを使うようになったのである。

また、記者の妻は、アルコールっぽいハイジアはあまり使わず、普通にファブリーズかリセッシュを使う事が多かったようだ。ハイジアは洗濯用洗剤のブランドでもあるので、どちらかというと、消臭というより「洗う」というイメージが強いのかもしれない。

以上が、記者がこの3商品を使った比較レポートだが、冒頭にも書いたとおり、厳密な比較は非常に難しい。このレポートが、あなたの商品選びの参考になれば幸いである。

 

あわせて読みたい:消臭スプレー4種比較!『ファブリーズ』『リセッシュ』『ハイジア』『ノンスメル』を使い比べてみた(2017年11月)

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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