梅雨を快適に乗り切る! 折りたたみ傘カバー3種を比較! どれが一番使いやすい?!

厚みはどうか?

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全体の厚みは「にゃんこカバー」が1番厚みがある。これは中が全面もこもこになっているからだろう。「SUSU」の給水モールももこもこだが、片面のみ。マイクロファイバー生地の「mabu」が1番薄い。

 

肝心の吸水性は、どうか

15ccの水に、生地を5秒間あてて、比較してみた。
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圧倒的に吸水性があるのは、やはり「SUSU」。吸うのも早く、拭いた面がカラッとしている。吸水モールの濡れた部分に触れても、あまり手につく感じがないのが良い。
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「mabu」のマイクロファイバー生地もちゃんと吸うが、生地がしっかりと濡れてしまうのが難点。手で触れると、湿り気がある感じだ。
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「にゃんこカバー」は残念ながら3点の中では吸水性はあまりない。ふき取った面にも水滴が残り湿り気のある状態。吸水した生地も手を触れると、しっかりと濡れている状態だ。

 

吸水性に関係なく、傘カバーとしての役割はどれも果たしてくれるが…

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実際に濡れた傘をそれぞれのカバーに入れてみた。吸水性に差はあれど、どれも荷物を濡らさないレベルの密閉はできる模様。そういう意味では、デザインと価格だけで選んでも大きな失敗は無い、それが傘カバーという製品なのかもしれない。

 

 

そして当たり前のことに気が付いたのだが、傘カバーに入れたからと言って、傘が乾くわけではない。表面の水滴を吸っているだけなので、傘とカバー内側は濡れたままの状態。きちんと乾かすには、やはり傘とカバーを広げる必要がある。

それの何がいけないのか、中が濡れた状態で長時間持ち歩くとしたら、雑菌やニオイの発生が気になるのだ。その点の対策がなされているのが「SUSU」だった。内側のモール部に抗菌防臭加工を施してある。

 

また、濡れたカバーを干した場合、乾くのが早いのは「SUSU」と「mabu」。「SUSU」はモール部に速乾性がある。マイクロファイバー生地がしっかりと濡れてしまった「mabu」だが、こちらは生地の薄さが幸いして乾きも早い。

 

折りたたみ傘カバー、あっても良い。買うならどれ?

近年は撥水加工に優れた傘が多いので、ある程度の水滴はサッと振るだけで落とせたりする。それでもバッグの中にはスマホやPCなどの電子機器が入っており、付属の傘カバーだけでそのまましまうにはやはり気がひける。そんな時に傘カバーがあると安心して持ち歩けるだろう。

 

電車通勤などでとにかく荷物を少なくしたい人には、薄くて軽い「mabu」がオススメ。吸水性で選ぶなら「SUSU」。こちらはコンパクトにはならないものの、全体の大きさは1番小さいので、半分に折ればハンドタオルくらいのサイズにはなる。車通勤などで、荷物の多さが気にならない人には「にゃんこカバー」も良いだろう。「SUSU」と「mabu」は平面に全開することが出来、タオル代わりとしても使える。濡れた面を内側にしてしまえるので、そういった面でも使い道がある。

憂鬱な雨の日を少しでも快適に!荷物は若干増えてしまうが、折りたたみ傘カバーでバッグや洋服を濡らさずに、スマートに雨の日を過ごしてみてはいかがだろうか。

記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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