『おしゃべり熱中症計(風邪ひき指数・温湿度計付き)』は楽しいアドバイス付きおしゃべりで危険度を知らせる!

るべき夏に向けて熱中症対策飲料なども続々リリースされている昨今、株式会社デザインファクトリー(東京都千代田区)から声で危険度を知らせてくれる熱中症対策アイテム『おしゃべり熱中症計(風邪ひき指数・温湿度計付き)』(60g・希望小売価格 税抜3700円・2015年4月発売)が登場した。

 

基本は温湿度計なのだけれど、液晶表示などは無く、あくまで声で知らせることに特化した商品。見た目は同社のライフサポートチェッカーシリーズのマスコットキャラクター・熱中くん。未来の地球からやって来たしずく型ロボットだそう。子どもが喜びそうなかわいい見た目である。

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駆動は別売りの単4電池2本。なぜか電池フタが細いドライバーを使わないと開けられないという仕様は地味に面倒。記者は探しまわってしまった。精密ドライバーに近いこの小さなサイズのドライバーをみんながみんな持っているとは考えられないので注意したい。普通は付属しているものなんだけれど…。

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それでこれが何をするかというと、10分おきに自動で気温と湿度を計測し、熱中症の危険性を音声とライトで知らせてくれる。具体的に説明すると、「温度27度、湿度45%、注意、◯◯◯」と素人感あふれる若い女性の声で知らせてくれる。熱中くんが女性の声というのはちょっと意外。

問題は◯◯◯の部分で、ただ温度・湿度を知らせてくれるだけでなく一言付け足すのが好き嫌いの分かれるところかも。
「しっかり眠れてる?」
「元気?」
「何してる?」
「ちゃんとご飯食べた?」
などと余計な(?)一言がたまに追加されるのだ。10分ごとに唐突に空気を読まない質問をされるのは、時と場合によってはイラッと来てもおかしくはない。もちろんこうしたキャラクター物なので、大人向けではないと考えれば問題はないのだけれど。声自体が若干投げやりな印象がするのは気のせいか。

ただそうした一言も「危険」レベルになると有益な情報提供となり、意味が出てくる。「小まめに水分をとってね」などというアドバイスとなるのだ。室内で作業をしていてうっかり熱中症になることは珍しくないし、それこそが問題なのでこれは良いかも。

音量は大小選べるので、びっくりしないためには小を選べば良いし、究極は音声を切るということも可能だけれど、それだと「おしゃべり」の意味は無いだろう。その場合はLEDの光で「ほぼ安全」「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」のメッセージのみとなり、温度・湿度はわからないので現実的ではない。またすぐに状況を知りたい場合は頭をポンっと叩くとしゃべってくれる。

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使われる現場としては熱中症に対する意識の低い子どもやお年寄りのいる部屋か。そのシチュエーションなら子どもは面白がって熱中症対策をするだろうし、お年寄りの注意も惹きやすい。ただおしゃべりの間隔10分は固定で、調整できない。結構ちょくちょく喋り出すので、常にスイッチオンしておくのはうるさいかも。

 

ここまで熱中症対策機能を述べてきたが、この『おしゃべり熱中症計(風邪ひき指数・温湿度計付き)』は熱中症の危険のない季節には、スイッチを切り替えれば風邪ひき警報機として機能する。その時は季節性インフルエンザ/風邪対策として注意を促してくれるのだ。つまり一年中使える仕様なのだ。

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対策レベルなどに関しては、スマホの定番天気予報アプリ「tenki.jp」でも知られる日本気象協会が監修しているので信頼度は高い。これからの季節、不注意で熱中症にならないために塩分を含んだドリンクと、この『おしゃべり熱中症計(風邪ひき指数・温湿度計付き)』で対策を取ろう。

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【スペック】
サイズ 縦120mm ×横80mm ×高さ(奥行)80mm
重量 60g
材質 ABS樹脂
原産国 中国

オススメ度:(面白い)
公式サイト:おしゃべり熱中症計(風邪ひき指数・温湿度計付き)

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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