『こくしぼり(芳醇ぶどう)』巨峰を漬け込んだ上にワイン、ブランデーまで援軍に取り込んだ濃厚缶チューハイ!

「これではありません」と徹底的にダメ出しをする工房長に扮した綾野剛の冷徹さが光るCMでお馴染みのサントリーの缶チューハイ「こくしぼり」。その新味が『こくしぼり(芳醇ぶどう)』(350ml・希望小売価格 税抜170円・2015年4月28日発売)だ。

「こくしぼり」と言えば、果汁を絞るだけではなく、無味な醸造アルコール(スピリッツ)に果実や果皮を漬け込んで風味をつける果実浸漬製法が特徴。絞り込んだ果汁に、果実浸漬酒という組み合わせで特有のコクを生み出している。今までのラインナップはレモン&ライムとグレープフルーツとオレンジ。

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そんな「こくしぼり」の新作であるこの『こくしぼり(芳醇ぶどう)』を味わってみよう。特徴としては芳醇さを生み出すために巨峰ぶどうの果汁を絞ると同時にそれを丸ごとアルコールに浸漬させたというのと、若干反則気味な気もするが、隠し味に赤ワインとブランデーを使っているところ。

原材料にスピリッツ、巨峰浸漬酒、ワイン、ブランデーとズラリと並んでいるところにはニヤッとしてしまった。まあ美味しければ良しだとは思うが。アルコール度数はシリーズでは中間に位置する5%。果汁も28%という中間値。

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プルタブを落とすと香りはワイン及び100%ぶどうジュースのような強力なぶどうの香り。
グラスに注ぐと色味もまたフルボディに近い濃い赤色で、そこに炭酸がジュワッと湧き上がり、すぐ消える。

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味わいは見た目通りスパークリングワインのような印象。缶チューハイのイメージからは一歩踏み込んだコクのある味わいで、香りの印象よりも甘さは控えめで飲みやすい。女性にも好まれるフルーティーな味わいだ。もちろんワインとブランデーという強力な援軍もあるから、当然なのかもしれないが。

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しっかりとした巨峰の味わいがあるので、必ずしも食中酒オンリーという使い勝手だけではないだろう。じっくり単独で味わっても充分楽しめると感じた。

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:こくしぼり(芳醇ぶどう)

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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