手汗用の制汗パウダー『farine(ファリネ)』があれば、初デートの時でも気軽に手をつなげるかも!?

が近づいてくると汗ケア製品が続々と登場するが、季節を問わず悩んでいる人が多いのが手汗。初デートの時など緊張で手に汗を握ってしまい恥ずかしい思いをした……なんて経験は誰でもあるだろうが、意外にもこれまで国内にはほとんど手汗ケアの専用品は存在しなかった。
悩んでいる人にはまさに救世主と感じてしまうのが、アスクレピオス製薬株式会社(埼玉県さいたま市)による『手汗用制汗パウダーfarine(ファリネ)』(6g・希望小売価格 税抜8,890円・発売中)である!

 

なぜ通常の制汗剤ではダメなのか?

もちろん市場には既にたくさんの制汗剤が並んでいる。脇にスプレーして汗をブロックする商品が多数。では脇汗対策のスプレーを手汗対策に流用すればどうか?

結論としては、出来ない。その根拠はこうだ。

脇の下や腹、下腹部に多く存在するのはアポクリン汗腺。汗腺とは汗を分泌する腺。アポクリン汗腺は独特の匂いを発することから、脇汗対策製品の多くは匂いケアを至上目的に調合されており、そもそも手汗ケアとは方向性が違うのだ。脇用は匂いを消すための殺菌成分など含んでおり、手に使うと荒れる恐れも大きい。

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手汗の原因となるのはエクリン汗腺。これは匂いはあまりないが手のひらにたくさん存在し、人間が興奮状態=交感神経優位状態となると発汗する。そもそも暑さが原因ではないので、一年中対策が必要なものだ。

そのエクリン汗腺に作用するとしてこの『手汗用制汗パウダーfarine(ファリネ)』に配合されているのがクロルヒドロキシアルミニウム。これ自体は制汗成分としてそんなに珍しくないものだが、このほかに汗や皮脂のベタつきを抑える天然成分の麻セルロースが調合され、手をサラサラにするのにこだわっているという。

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では、普段からこうして気合いを入れて原稿を書いているとキーボードを扱う手のひらに汗をみなぎらせてしまう記者が試してみる。

 

『farine(ファリネ)』は確かに、効果を感じられる

キャップをまっすぐ上に抜くと、登場するのはパフ。その奥にナノイオン微粒子で出来ているという粉末がある。大きめのパフ部分を叩くようにして、手のひらに当てる。そうするとほどよく制汗パウダーがまぶされるという寸法。

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確かに粒子が細かい。出ているのかどうかわからないくらいだ。思い切り叩くと白い粉末が目視できた。つけると、確かに一気にスルスルとした感触になる! ベビーパウダーの類と似ているが、無臭だし、粉感が非常にミクロな印象。

キーボードを打つ指先が非常に軽快になる。粉をまぶす感覚ではあるけれど、乾燥するわけではないという微妙な質感は不思議に心地いい。ただそうした手汗オフの状態は、残念ながら長くは続かなかった。今回発見したのは、記者は左の手のひらの手汗が多いという事実。そこに対しては約10分程度で効果が薄れてしまった。

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とはいえ効果は確実に感じられ、右の手汗は30分以上気にならなかった。両手の指先も同様。ただ左の手のひらのエクリン汗腺だけが、収まらなかったのだ。

ちなみに根拠は分からないが連用することによって手汗自体かきにくくなるとメーカーは謳っており、長く使えばひょっとするのかもしれない。ただ現時点では何とも言えない。

 

効果を感じるには頻度が重要。あとは価格が……

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いざという時の直前にポンポンとすればいいらしい。1日5回使用で30日間使用できるということだが、問題はやはりその価格。1ヵ月約9,000円を出せるかどうか。効果が半日~1日続くなら嬉しいのだが……。ちなみに2ヵ月以上の定期コースを申し込めば5,600円で入手可能だ。

 

この『手汗用制汗パウダーfarine(ファリネ)』は刺激の少ない天然成分が多めで、殺菌成分を含んでいないということから敏感手肌の人には優しいと思う。ちなみに脇など他の部分への使用もOKだそう(パッケージの販売名は薬用ワキサラパウダーとなっている)。お財布に余裕があるのなら、試してみてもいいかもしれない。

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オススメ度:(面白い)
公式サイト:手汗用制汗パウダーfarine(ファリネ)

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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