30秒のせるだけ！？『ウォータークレンジングジェル』こすらずに落とす無添加のメイク落としを試してみた。

近年、メイク落としは「肌にやさしい」「負担をかけない」というコンセプトのものが主流。今回検証するのは“こすらないで落とす”という無添加のクレンジング。フェヴリナのNANO AQUA『ウォータークレンジングジェル』は石油系界面活性剤などを一切使用していないジェルタイプのメイク落としである。肌にのせるだけで良いというが、その効果の程をおためししてみた。

石油系界面活性剤とは、メイクや皮脂汚れを浮かせるための「油」と「水」を混ぜ合わせる成分のこと。洗浄力をアップさせる反面、皮膚の奥のバリアゾーンをも破壊してしまうとも言われていて、賛否両論ある成分だ。

『ウォータークレンジングジェル』は、パラペン不使用、無鉱物油、合成香料無添加、合成着色料無添加、アルコールフリー。これらを一切使わず、お肌のバリアを守りながら浮かして落とすことを目的としている。

最大の特徴は「お肌にのせるだけ」と表現する洗浄力。30秒～1分ほど肌にのせて、触らずに置いておく。これだけで、メイクが浮いてくる。こすらずに落とせるということから、肌のキメを傷つけにくくお肌に優しいというわけだ。

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パッケージはチューブタイプ。キャップはパチンと片手で開閉できる。

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使う時は、手や顔は水で濡らさずに乾いた状態で使う。500円玉くらいの分量を手に取り、肌にのせる。
お湯で落とせるマスカラ、ウォータープルーフのアイライナー、口紅、アイシャドウで試してみよう。
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半分だけ、たっぷりとジェルを塗って、30秒～1分ほど置いておく。
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メイクが浮いてきたら、クルクルと軽くなじませて、水またはぬるま湯で流すだけ。“のせるだけ”とは言っても、やはり最後にクルクルとなじませる必要はあるようだ。
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ぬるま湯で流し、ティッシュで水分をふき取ってみると……それなりに落ちているのだが、全体的にうっすらとメイクが残ってしまっている。ウォータープルーフのアイライナーに関しては、やはり落としきれていない。これに関しては、「ウォータープルーフは落ちにくい場合があるので、先にコットンにジェルをのせ、目元をパックするか専用のリムーバーで落として下さい。」と記述がある。目元はやはりポイントオフしておいた方が良い。マスカラ、口紅、アイシャドウも、落ちているように見えるのだが、実はうっすらと色が残っており、コットンなどでなでると色がまだ残っていた。

普段のメイクにも使用してみた。メイクが落ちにくい場合は、たっぷりと使うのがオススメとのこと。肌がちゃんと覆われるくらいのジェルを塗り、放置してみる。

メイク落としというと、手の平の温度で温めてなじませてから使うものも多いが、この『ウォータークレンジングジェル』は手の平で揉んでしまうと、手の平の脂分や汚れに先に反応してしまいジェルの洗浄力が半減してしまうという。手に取ったジェルは、そのまま素早く肌にのせるのがポイントである。

30秒～1分そのまま置いておくのだが、どうしても今までの癖ですぐになじませたくなってしまう。この待っている時間も、意外と長く感じてしまったりする。浮いてきたら、くるくるとなじませてよいのだが、1分待ってもあまり浮いている感じがしない。

記者はどちらかというと、しっかりとメイクをするタイプ。洗い流して、コットンなどで化粧水をつけると、まだファンデの色が残っていたりした。使用している化粧品にもよると思うが、記者の使っているアイテムの場合は、何度やってもメイクがきちんと落ちているという感じがあまりなかった。結局、これだけでは落ちていないので、他のアイテムをプラスして使ったり、ダブル洗顔をすることになってしまった。

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しっかりメイク派のメイク落としとしては、物足りなさを感じる。一方で、あまりメイクをしない人や肌への優しさを求める人には良いかもしれない。お休みの日の軽めのメイクを落とすのに良いだろう。
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ウォータークレンジングジェルということで、洗った後につっぱらずしっとりしている感じは良い。ヒアルロン酸などの保湿成分と、肌を保護するホホバ葉エキスが配合してあり、これらがお肌に潤いを与えてくれる。メイク落としとしてのパワーは弱いが、肌に優しいという点では納得できる。使い続けることで、乾燥対策にもなり、洗いながら潤いケアが出来るといった印象。