『サントリー ラドラー』はビールにレモン風味の爽やかさを合体させた万人受け確実ビール系ドリンクの最右翼!

年ブームを呼んでいるのがビール・カクテル(ビアカクテル)。ビールをベースにして多くはさわやかなアルコール飲料に仕立てあげるのだが、その中でも1920年代からドイツで愛され続けているのがラドラーは本命中の本命。そしてサントリーはその名もずばり『サントリー ラドラー』(350ml・オープン価格・2015年3月24日発売)を発売した。

 

ビールをベースとしたカクテルは数は少ないものの昔からあり、日本でもトマトジュースで割ったビール版ブラッディメアリーのレッドアイなどはけっこうポピュラーだった。しかし愛好家は決して多くはなかったのも事実。

そんな中、最近はジンジャーエールで割ったシャンディガフやレモネードやサイダーで割ったパナシェなどオシャレ女子中心に再注目を浴びている。そんな中で決定版ともいうべきなのがラドラー。別にサントリーが独自に開発したものではなくて、1920年代のドイツ発祥の伝統的なアルコール飲料である。

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当時のドイツはサイクリングブームで、多くのサイクリストが酒場に立ち寄ってビールをがぶ飲みするものだから在庫不足になってしまった店主がビールを薄めるためにレモネードと割って出したというのが原点で、名前のもとにもなっている。

立ち位置としてはビールと爽やかソーダの中間。アルコール度数も通常のビールは5%だが『サントリー ラドラー』は4%。気持ちライトなお酒になっている。ちなみに種別は発泡酒となる。

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早速味わってみよう。注ぎ心地はビールよりはジンジャーエールの趣き。泡もサッと消える。色こそ黄金ビールカラーではあるけれど、爽やかさは見ただけで伝わってくるし、ビール臭さを感じさせないフルーティーな香りもまたビールとは違う。

ひと口飲んでみると程よい甘さとすっきりとしたキレに驚いた。苦味や渋味などのビールを敬遠する人々にとってのウィークポイントがきれいに隠されている。かと言って甘さも素直だし、何より発泡酒にありがちな不審な酸味もない。実に美味しい。ビールと比べるものではないことをこの時に確信した。

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これはもう明らかにビールをベースにしているが、別の美味しさを味わうドリンクだ。ジンジャーエールのジンジャー部分をそのままホップに差し替えたような、決して子供向けではない旨さを感じる。ビール嫌いの人にも飲める味わい……、というかビールの持つ旨さをきちんと持っているので、これが美味しいと感じたら、ビールの旨さもわかってくるのではないかという先導師のような味わいだと感じた。

この流れでホップの香ばしさや程よい苦味、無果汁ながらスッキリしたレモン風味を味わって美味しいと感じたならビールが好きになるのも時間の問題。実際にビールテイストを導き出している天然水仕込みの旨味麦芽を使用した部分の丁寧な作り込み具合にもよるのかもしれないが、ビールとしての美味しさも感じ取れてしまうから素晴らしい。

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従ってビールがまだ飲めない入門者にとってのビールの入り口になりえるし、ビールファンにもちょっとした趣向変えでビールとビールの間に飲むのにも最高のテイストになっていると言える。

オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:サントリー ラドラー

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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