『カロリー30%offのおいしいワイン。(酸化防止剤無添加)』は低アルコール・ブームのワイン部門を担う逸材!
まずは赤ワインの方から。
キャップはスクリュー式で簡単に開く。漂ってくるのはさわやかな赤ワインの香りそのものである。若干ライトなニュアンスで、カリフォルニアワインなどの系統のもの。鮮やかな赤色が目を引く。
ひと口飲んでみると実にすっきりとした味わい。本格フルボディ好きの人には物足りないかもしれないが、爽やかでスキッと切れ味の良い味わいはみずみずしくて良い感じ。薄い、と感じるかもしれない。でもアルコール感の低さとテイストの軽さが相乗効果で、おいしい水の味わいがするところは非常に捨てがたく感じた。
これ単独でじっくり味わうには、確かにちょっと寂しい。ワインの香りはするけれど、甘くない良質なぶどうジュースのような感覚だ。ただ食中酒として考えれば、これは料理の味を引き立てつつ酔っ払いすぎない、非常に良い妥協点だと感じた!
次に白ワイン。
これはさらにすっきり度が加速する。きりりと冷えた白ワインに清流の水を加えたような、これまたさっぱりな味わいを極めたテイスト。これも本格ワインファンには物足りないものかもしれないが、ソフトドリンクとワインの中間地点として考えれば斬新。
両者ともに酸化防止剤フリーなので、変な後味もない。どちらもワインの風味とともにおいしい水を飲んでいるような爽快感があって、ワインとしては物足りなくても1本400円程度という低価格と、最近の潮流である低アルコール・ムーブメントのワイン編という意味では大いに意味があると感じた!