『キリン メッツ(オレンジ/グレープ)』駄菓子的な甘ったるさ&刺激的な強炭酸なのにカロリーオフが嬉しい!
続いてメッツ・グレープを試す!
こちらもまたブシュッ音とともに広がるフレーバー。こぼしちゃったんじゃないかと一瞬どきりとするくらい強烈な香りが広がって驚く。
グラスに注いだ色味は赤ワインとコーラの中間のよう。ぶどうというには濃すぎるカラーだが、これもまた無果汁。
実際に飲んでみると、ぶどうの実と皮の隙間の香りがものすごく強力にプッシュされている印象。これもまた駄菓子的な味わいで、好き嫌いが大いに分かれるところだろう。
そしてこちらも直接ボトルから飲んでみる。強炭酸とともにクセのあるぶどう味が一気に広がり、インパクトが凄まじい。良く言えばパンチが効いている。悪く言えば少々毒々しい。だがそうしたカラダに悪そうな美味しさも、アリじゃないか?
この昭和の駄菓子店テイストのグレープ風味を構成するのは、これまた果糖ぶどう糖液糖+砂糖に加えられた人工甘味料アセスルファムK、スクラロースという甘みのスクラム。これだけ甘くて、この味わいで、それでもカロリーオフというのは、やっぱりなかなか捨てがたいものがある。
キリンメッツの総評は?
さて2種類飲んでみての感想。流行した「メッツコーラ」もそうだけれど、このメッツシリーズにホンモノ感を求めるのは、求める方が間違っているのだと確信した。味わいの根底にあるのは駄菓子的カラフルな味わいで、フェイクとしての楽しさを追求するシリーズではないかと。やりすぎ感さえある炭酸の強さも、そうして考えると実にエンターテイメント性が高いと言える。
端正な炭酸飲料が好きな人にはお勧めできないが、駄菓子センスを心ゆくまで堪能したいという諸氏には一度飲んでみることを強くお勧めする。ちなみに色も味わいもグレープのほうがより強烈なので、ジャンク道を極めたいならそちらを!