よく似た缶チューハイ『本搾り』と『こくしぼり』は一体どちらが美味しいのか? 飲み比べてジャッジしてみた!

『本搾り』VS『こくしぼり』  総評

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果汁感あふれる缶チューハイ対決。結果として2勝1敗で『本搾り』の勝利としたが、やはりその決め手となったのは、香料、糖類などの添加物だったと思う。

こくしぼりは10年以上の先発品の研究を経てのリリースだったわけだったから、やはり無添加で対決して欲しかった。せっかく浸漬酒という新たな手法を取り入れたのだから、それのみで勝負して欲しかったというのが正直なところだ。

本搾りはその点、実に無骨というか真っ正直というか、ウオッカに果汁のみ、香料糖類無添加というダイナミックな構成を貫いているところに記者は男気を感じてしまったのである!

 

もちろんこくしぼりにも良い所はたくさんある。何より全てにおいてスマートにまとめあげたアルコールドリンクとしての完成度である。都会的と言ってもいい。チューハイという庶民的ジャンルに、こうしたカクテル的なおいしさを導入したことには、研究者の心意気も感じる。

それでいて本搾りに軍配を上げてしまったのはオリジネイターの気迫と自信に圧倒されたというしかない。つまりは歴史の重みだ。ウオッカという酒の歴史、本絞りという10年を越えるトップランナーとしての歴史、その双方が味わいとなって記者の心を打ったのである。

しかしこくしぼりが発表になったのはまだ今年2月のこと。まだ初戦。これからが本搾りvsこくしぼりの本来の闘いが始まるのではないだろうか。その将来の死闘にワクワクしている。

 

尚、おためし新商品ナビでは『こくしぼり』発売時にも単独レビューを行っているので、そちらの記事も合わせてお読み頂きたい。

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オススメ度:(絶対におすすめ)
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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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