好みがはっきりと分かれそうな色使い。キングジム『ファブル』布製表紙でビジネスシーン狙う新ファイルシリーズ

るく鮮やかな色彩のファブリックを表紙に使用したファイルシリーズ『ファブル』が、2月6日、キングジム(東京・千代田区)から発売された。

布製の表紙が醸し出す高級感とファッション性で、ステーショナリーにこだわりのあるビジネスパーソンを中心に利用が広がりそうである。

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ファブリックの表紙といっても、ポリエステル製の布地風の生地を使用しているので、汚れにくく丈夫。それでいて、肌触りは、暖かな布地の感触で、悪くない。このあたりのさじ加減はなかなか上手である。

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ラインナップは、最も大きなA4版のクリップボードに、A5、B5の2種類がそろうノートカバー、さらに名刺3枚を1ページに入れられるカードホルダーに、A4版のクリアーファイルがある。

どれも、ファッショナブルでありながら、非常にシンプルなデザインに好感が持て、ビジネスシーンで使いたい気分にさせられる。

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クリップボードも、滑り止めの付いたクリップ部分の作り込みが、いかにもしっかりとしていて、使用していて気分がいい。また書類が汚れないように、カバーが付いていて、そこに名刺やメモ用紙なども挟めるようになっているのは気が利いている。

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カードホルダーも、同じデザインだが、サテンの栞ひもが付いていて、色彩もおしゃれ。安臭くないので、必要な名刺を入れて、カバンに入れて歩きたくなる商品である。

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ノートカバーには、ノートが2冊挟み込むことができ、栞ひもも2本付いている。

また、書類をしまえるようにクリアーファイルも装備しているので、ノート派なら、スケジューラーと記録用のノートを同時に入れて、書類も挟んで使いたい商品だ。

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また、付属でノートが1冊付いているが、それはスマホと専用アプリで簡単にスキャンしてデータ化できるキングジムの「ショットノート」

これで、手書きのノート派も、デジタル武装ができ、それをPCやタブレットで利用するなど、ビジネスシーンでの応用が広がるのである。

今回は、クリアーファイルは試用できなかったが、いずれも派手で明るい色合いとシンプルなデザインによるファッション性が高く、これならOLの人気も得られそう。キングジムのユーザー層が、確実に広がりそうな新商品なのである。

価格はいずれも税別で、クリップボードが1920円、カードホルダーが840円、ノートカバーがB5が1750円、A5が1550円、クリアーファイルが20枚入りで1440円となっている。

やや高めの価格設定だが、こうしたこだわりの文具を納得して使うビジネスパーソンが増えている現代、価格よりも、センスにはまるかどうかが、ブレークのカギを握る。

オススメ度:(買っても損はない)

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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