『やみつき屋 汁なし担々麺』はビリビリ感あふれる花椒の刺激に惚れる!肉味噌濃厚ゴマ風味と共にガツンな一杯

“マルちゃん”でお馴染みの東洋水産株式会社(東京都港区)から”花椒”の刺激的辛さをきかせた『やみつき屋 汁なし担々麺』(144gうち麺100g・希望小売価格 税抜205円・2015年2月9日発売)が出た。

 

この”汁なし担々麺”というのは近年流行し始めた新しいスープ無しのメニューで、味自体は担々麺であるものの、激辛というよりはピリ(ビリビリ)辛の範疇に入る味わいが特徴。

もちろん基本は肉味噌ダレでまぶした担々麺。そこにいろいろなスパイスを効かせてさらに刺激を追加したのがこの汁なし担々麺の特徴である。すでに昨年より各社からこの汁なし担々麺コンセプトの商品は出ているので味わったことのある人も多いかもしれない。

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今回の『やみつき屋 汁なし担々麺』の特徴はまずそのボリューム。めん量100gの大台に乗っけてきた。もちろんカロリーも651kcalと余裕の500越え。立派な食事として考えた方がいい物量だ。

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フィルムを剥がしてフタを開けると出てくるのはムッとする油揚げめんの香り。その上に後入れ液体スープと粉末スープ、そして先入れのかやくを入れる。内容はキャベツ、味付挽肉、えびの3種類。

そこにたっぷりの熱湯を注ぐと香り立つのはズバリえび。乾燥されたえびの香りが漂い香ばしい。この時点ではまだ上品な印象である。

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さあ4分間を待ち終えると排湯の儀式。かなりフタが熱いのでちょっと苦労する。そして後入れのスープなのだが、まずはラー油たっぷりのオレンジ色と茶褐色の液体スープをまぶしてかき混ぜることが推奨されている。
もう見た目がすでに辛そう。でも食べてみるとそうでもない。
そして決め手となるはずの粉末スープを投入だ。海老の香りと担々麺特有のごま風味が香り立って一気に食欲をそそる。

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ていねいにかき混ぜてひと口。粘り腰の太麺が肉味噌にまみれて口の中に入ってくるのがなかなかに旨い。肉の味がシッカリとある上にゴマがきいていて、上質な喫茶店のミートソースのような食感である。

意外だったのはそんなに辛くなかったこと。食べ始めはピリ辛程度の香ばしさの延長線上にある程よい辛さなのだ。だが食して中間地点に差し掛かる頃になるとだんだん花椒(かしょう)が効いてくる。いわゆるうなぎのお供でお馴染みの、辛さは辛さでもしびれる感覚の辛さ。ちなみに日本の山椒と同属異種なので風味は似ているが、圧倒的に花椒のほうが刺激は強い。中華料理の中でも四川料理が好みの人なら、この辛さはお馴染みなのではないか。

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つまりこの『やみつき屋 汁なし担々麺』は中盤からグンとうまさを増してくる代物。とはいえ四川料理のように激辛まではいかない、程よいビリビリした辛さが確かにやみつきになる。

太めのちぢれ麺がすくい取ってくる肉そぼろ混じりの肉味噌もまた深い味わいで食欲を加速させる。100gの大台ということで少々警戒していたが、あっという間に完食してしまった。

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辛さには期待しないが程よくスパイシー、肉味噌ベースの味の濃さも相まって、非常にバランスのとれた一品なので、食べて損はない!

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オススメ度:(買っても損はない)
公式サイト:やみつき屋 汁なし担々麺

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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