浸漬酒採用『サントリーチューハイ こくしぼり』グレープフルーツ/オレンジ/レモン&ライムはどれがうまい!?

28%も含有される本来のグレープフルーツ特有の果汁は、まず爽快な苦味となって押し寄せる。かなり切れ味が鋭くドライな印象。
男性的とでも言ったら良いのだろうか、海外の質の良いアフターシェーブローションのような良い香りが際立っているのだ。
したがって男性が飲んでグゥとうなれる本格的な酒の味がする。甘みに関しては期待しないほうが得策だ。

 

こくしぼり オレンジ

(果汁37%/アルコール分4% オレンジ侵漬酒使用)

IMG_6158

プルトップを押し込むと、香り立つのはほのかなオレンジの香り。シリーズ最大量の果汁37%使用なのだがオレンジ臭はそんなに強くない。でもかなりみずみずしいフレイバーがして、オレンジの主張はしっかりと激しい。

IMG_6156

グラスに注ぐと上質なフレッシュオレンジジュースのような鮮やかなオレンジカラーに目を見張る。
炭酸もまろやかで、穏やか。泡立ちはそこそこだが炭酸感は強い。
そしてこれもまたグレープフルーツ同様果皮の持つ苦味が際立っている。ただ香りが甘やかなぶん、女性にも向いていると感じた。
本来のチューハイの味わいに近いのはたぶんこれ。

 

こくしぼり レモン&ライム

(果汁11%/アルコール分6% レモン侵漬酒使用)

IMG_6150

プルトップを押し込むと、香りはほとんどしない。この製品のみレモン&ライムという表記ではあるが、侵漬酒として漬け込まれたのはレモンのみなのが唯一異色。

IMG_6146

グラスに注ぐと炭酸は一番泡切れがはやく感じた。味わいもひときわシンプル。レモンの味はアルコール分とバランスを取り合って、純粋な酒の魅力を感じさせる。ライムフレーバーも香るのだけれど、いたって控えめ。
これぞ大人の男の酒ともいうべき、良い意味で無愛想な味わいが何とも雰囲気がいい。

 

サントリー『こくしぼり』の総評は?

3種飲み比べてみた感想は、全てにおいて大人向けの本格的なスピリッツをベースにしたカクテルのような味わいがしたこと。
フレンドリーに”チューハイ”と呼ぶにはあまりに硬質な味わいが特徴だった。

そして浸漬酒という手法は、確かに”こく”というべき酒の芯のような味を醸し出している。飲む前はもっと芳醇にフルーティーな印象を持っていたが、飲み方同様見事にひっくり返された印象だ。

女性にはそれでもオレンジフレーバーの甘い香りを感じさせるオレンジがお薦め。
男性は苦み走りたいならグレープフルーツ、自分の魂(スピリッツ)に活を入れたい気分の時にはレモン&ライムを選ぶのが良いのではないか。気持ちだがアルコール分も一番高いし。

またこれだけどれもドライな味わいだと、料理の相性はほとんど問題なくオールラウンドに対応するだろう。
ちなみに記者は男として、ガツンとした味わいで酒感のもっとも強いレモン&ライムがもっとも気に入ったことを付け加えておく。

オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:『サントリーチューハイ こくしぼり』グレープフルーツ/オレンジ/レモン&ライム

記者

アバター画像

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

この記者の記事一覧

トラックバック