書いた文字を写して貼る。今までにない名前書きツール『もじピタ!』で新学期の準備を!

ブラ株式会社より2015年1月30日(金)発売の新商品『もじピタ!』。書いた文字を写し取って何にでもピタッと貼れる、名前書きやラベリングに便利な今までにない新ツールをご紹介しよう。
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入園、入学前の子供を持つ親にとって、子供の道具や持ち物への名前書きは、量が多く大変な作業だ。従来の名前書き用のペンやシールでは、立体物には書きにくい、書いた文字が剥がれやすいなどの弱点があった。『もじピタ!』は、このような点を解決した新しい名前書きツールとなっている。
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セット内容は、もじピタ!のケース(テープ一巻入)、もじピタ!専用のペン(黒)が1本。テープの幅は1.8cm。長さは6.3m。
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使い方は、

  1. もじピタ!のペンで筆記台に直接文字を書く。
  2. 書いた文字にテープをかぶせ、上から空気を抜くように擦る。
  3. くぼみに指をかけ、テープを剥がし、筆記台の文字を写し取る。
  4. 貼りたい物の汚れを取ってから、テープを貼る。

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つまりテープの内側にペンのインクを閉じ込める方式なのだ。テープ表面に文字が書かれているのではないので、貼った後に文字が消えないのが何と言ってもポイントだ。また、本体に直接書くわけではないので、後から剥がすことも出来るし、間違っても書き直すことが出来る。筆記台の上で書くので、文字が描きやすく、絵やマークも描ける。

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使ってみると、扱いに注意を要すると感じた点もあるので、列挙しておく。まず写し取ったテープを剥がす時に、かなり裂けやすい。1度でうまくいかないことが多く、テープを何度か無駄にしてしまった。また、ペンのキャップが固めで、ややスムーズに開けずらい。
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そしてテープはしっかりとくっついているので、耐久性もある反面、剥がしづらさも感じた。

 

昨今はスタンプやシール、ラベルなど様々な名前書きグッズが存在する。すべてを『もじピタ!』だけでカバーするのでなく、用途に合わせて使い分けるのが賢い使用法と言えそうだ。例えば、縄跳びの持ち手の部分に名前を書きたい場合などは良いかもしれない。持ち手の部分は擦れやすく、表側に名前を書いた場合は落ちやすくなってしまうがこの『もじピタ!』であれば、名前が擦れて消えてしまうようなことはない。
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文字を写し取ってから貼るので、カーブした面などに向いているのも間違いない。鉛筆などの細かなスペースなどにきちんと文字を貼れるのは良い。
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貼ると透明になるので、パッケージなどのデザインを損なうことがない。テープを貼っているというのは分かるため、簡易的な印象は多少あるが……。
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なにより、インクが落ちないので食器容器や水回り品の名前つけには圧倒的な実力を発揮する!

現在のところ、『もじピタ!』専用のペンは黒しか販売されていないが、白もあるといいのではないかと思った。黒文字では見えにくくなってしまうものにも使いたい。

 

 

総評として、非常に面白いアイテムだが、テープの質感など今後更なる改良を期待したいし、前述の通り用途別の使い分けが重要だと感じた。何度も書いて写し取ってを繰り返していると、筆記台の部分がテープで多少べたついてきてしまい、よりテープが裂けやすくなったり、扱いづらくなってしまうのが少々残念。また簡易的な名前付けには向くが、大量にある場合はやはりスタンプやシールの方が早く仕上がるだろう 。

しかし、今までにない「文字を写し取って貼る」という点では画期的であり、その作業もなかなか楽しい。新学期の準備アイテムとしてひとつ持っていても良さそうだ。

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本体価格(『もじピタ!』セット)は700円(税別)
『もじピタ!』のペンは単品で200円(税別)
詰め替え用の『もじピタ!』テープは200円(税別)

全国の文具取扱店で発売中。

尚、『もじピタ!』はゼブラ株式会社とニチバン株式会社の共同開発商品だそうだ。

ゼブラでは、書いた文字を何にでもピタッと貼れる『もじピタ!』体験キャンペーンも実施中。
ZEBRA Twitter(@suraripen)をフォローして“名前を書くのが大変だったもの”をツイートすると、この『もじピタ!』が抽選でもらえる。 さらに“もじピタ!を使った感想”をツイートすると、カラフルなサインペン20色セットがもらえるのでぜひチェックしてみてほしい。

詳細はこちら

オススメ度:(良い商品です)
公式サイトはこちら

記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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