複数のケーブルを蕎麦のように!?美しく束ねる『soba』デザインスタジオBlueloungeが描く機能と美の両立

スク周りをぐちゃぐちゃと這い回るケーブルを束ねる道具は、“100均”やホームセンターなどで、すでにたくさん売られていて、今さら何も珍しくないが、ここまで美しくデザインされているものは、なかなか存在しない。

それがデザインスタジオ「Bluelounge(ブルーラウンジ)」が世に送り出すケーブルディレクター『soba(ソバ)』である。

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薄くて丈夫なメッシュ状のチューブは、最大3本のケーブルを束ねることができ、しかも自由に切ったり分岐させたりさせることで、デスク上の機器には最初から1本のケーブルだけが接続されているかのように見える。使用前とは大違いの「できる!」印象のデスク周りになる。

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パッケージに入っているチューブの長さは3m。あとは、チューブの分岐点や、チューブを壁などに固定するときに取り付けるプラスティック製のパーツ類が入っているだけ。シンプルだが、質感が高く、GOOD!

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面白いのは、このジッパーツール。チューブに取り付けて移動させると、あたかもチューブにジッパーが付いているかのようにチューブを開閉できる。開けてケーブルを入れ込み、そしてジッパーツールを移動してチューブを閉じる。

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仕上げは、エンドキャップやY字型のスプリッターなどをパチン!と取り付けること。それで、こんがらがっていたケーブルが綺麗にチューブに収まる。このあたりまでの使い方をまとめた動画が「Bluelounge」のサイトにあるので、下の画像をクリックし、オレンジ色の「watch  video」ボタンをクリックして見ていただきたい。

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この動画で、商品の質感の良さ、使い勝手の簡単さ、そして機能と美しさを両立させたデザインの良さを感じてもらうことができたのではないだろうか。

Bluelounge(ブルーラウンジ)はプロダクトデザイナーのDominic Symons(ドミニク・シモンズ)とグラフィックデザイナーのMelissa Sunjaya(メリッサ・サンジャヤ)により設立された総合デザインスタジオ。この2人のセンスで、さまざまな分野でデザイン・機能的に優れた製品が生み出されている。

そして、今回、その機能美が光る『soba』を輸入販売したのが、トリニティ株式会社(埼玉県新座市)である。

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この『soba』を取り付けたことで、机の上は広く使えるようになり、しかも掃除はラクラク。見た目もCOOL!である。

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『soba』は昨年10月から発売されており、カラーバリエーションは、写真のホワイトのほかに、ブラックも用意されている。

価格は税込3780円。 もちろん、この価格には、ケーブルを束ねるという機能のほかに、「美しい」ことの価値も含まれているが、さてこの価格設定をあなたはどう見るだろうか。

 

オススメ度:(良い商品です)

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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