100%国産の紅茶ティーバッグ『和こころ紅茶』京都発!可愛らしいパッケージが贈り物にもオススメ!

ょっとしたお礼やプレゼントに、紅茶をプレゼントする人も多いだろう。今回は京都の茶農家「和茶園」が販売する、純国産茶葉で作られたティーバッグセット『和こころ紅茶』をご紹介する。

 

宇治茶の産地である京都府和束町(わづかちょう)産の茶葉のみで作られた紅茶。外国産の紅茶が一般的な中、国産茶葉を用いた紅茶は近年静かに注目されているのだ! ただしこれまでは量り売りが主で、一部の愛好家を対象にした商品しか存在しなかった。ティーバッグで、誰でも国産の紅茶を楽しめるようにしたところにこの商品の革新性がある。

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パッケージは、日本の「四季の移ろい」を表現。先頭のティーバッグを取り出す度に、パッケージに描かれた季節が移り変わっていく。これは1番前の画を入れ替えていくことで物語が進む「紙芝居」がヒントになっているという。

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ティーバッグは1枚ずつ紙に包まれている。これも日本の風呂敷や袱紗をイメージさせるものだろう。100%国産紅茶という中身の話題性だけに頼らず、こうしてパッケージングにも“和”を感じさせる一工夫があるのは好感が持てる。
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包みを開くと、ティーバッグが入っている。
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内容量は10個。中身は同じだが、パッケージの絵柄・色はすべて違う。その日の気分の色や季節を選んだりする小さな楽しみがある。

春と秋をイメージしたパッケージが3種類ずつ。
夏と冬をイメージしたパッケージが2種類ずつ入っている。

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ホットの場合の淹れ方は、ティーカップをお湯で温め、120~150cc程度の熱湯をカップに注ぐ。抽出時間・蒸らしは約1分間が目安。

100%国産茶葉、肝心のお味はというと、外国産に比べて渋み成分となるタンニンの含有濃度が低いので、渋みや苦味が少ない味わい。後味・香りともにマイルドなストレートティーで、とても飲みやすい! 日本の風土で作られているので、やはり日本人好みの味になるのか、などと考える。クセがないので、和菓子、洋菓子、普段の食事に合わせても美味しく頂けそうだ。
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1点だけ気になったところと言えば、ティーバッグの持ち手部分のデザイン。シンプルに漢字で「紅茶」と書いてある。海外の方への贈り物として漢字は受けるかもしれないが、ここまでパッケージ全体に凝ったのなら、最後までこだわってほしかった! この部分だけが味気ない印象。持ち手の部分も日本らしさの何かを取り入れるなど、もう少しデザインがあれば最後まで「かわいい!」という日本人のこだわりが感じられたような気がした。
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内容量は10袋入り。価格は920円(税別)。ちょっとした贈り物や自分へのご褒美に最適。ギフトにすれば、純国産の紅茶だというところから、きっと話が拡がるはず。

2014年11月1日より発売中。購入は今のところ、和茶園の公式HPほか、京都のごく一部の店舗に限られる模様。雑貨店などへの流通を期待したい。

公式サイトはこちら

記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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