“斜め”が見やすい『ななメガカレンダー』は水平面が凄い 「日本文具大賞」受賞の全く新しいカレンダーの形

モ用紙が何百枚も束になった、いわゆるブロックメモを、斜めに切断して、その切断面にカレンダーが印刷してあるだけ、だと思ったら、トンでもない!このブロックメモ・カレンダーには、隠されたもう1つの“面”があったのだ。

商品名は『ななメガカレンダー』2014年第23回日本文具大賞のデザイン部門で優秀賞を獲得した全く新しい商品である。これは、「卓上」、「壁掛け」に続く、カレンダーの全く新しい形だ。さっそく、どんなものなのか、“おためし”してみた。

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まず、使ってみてすぐに感じるのは、このブロックメモの斜めの切り口に印刷してあるカレンダーは、とても見やすいのである。考えてみれば、机上のPCの画面も、スマホも、斜めにして、顔と正対させた方が見やすいのは自明の理。その斜めの面を、ブロックメモの切断面を利用したのは、素晴らしいアイデアである。と、感心しているだけでは、この商品の凄さを、完全に見落とすことになる。

ブロックメモなので、使っていくと当然のことながら、次第に紙が減っていく。そうするとカレンダーが見えなくなってしまうのではと思いきや、この『ななメガカレンダー』は、紙が減っていっても、切断面に見えていたカレンダーは、いつまでもそのまま見える仕組みになっているのだ。

つまり、1枚1枚、すべてのメモ用紙に、少しずつずれた形で、切り口面から続くカレンダーが印刷してあるのだ。しかも、切断面も、水平な面も、全く同じように印刷され、そのつなぎ目部分に、ずれも切れもなく、すべてのメモ用紙に印刷されているのは驚きである。

catch

ブロックメモとして、上の紙から使っていき、最後の1枚を使い切るまで、12ヶ月分のカレンダーが常に見えている。そんなカレンダーとメモの両機能を、紙のブロックを斜めに切断しただけの、シンプルなデザインの中で実現しているのが、この『ななメガカレンダー』なのだ。

これを作ったのは、東京・中央区にある株式会社大成美術印刷所。企業のメッセージを伝える「広告文具」というジャンルで、印刷技術を駆使したアイデア商品やノベルティ商品を、数多く生み出している会社である。

『ななメガカレンダー』は、メモの枚数500枚、それが厚さ5cmのレンガ大の大きさで作られていて、これだけでも存在感があるが、同社のHPを見ると、なんとメモ枚数2000枚の本当のコンクリートブロック大の超大型カレンダー『ななギガカレンダー』なる商品も掲載されている。さすがにこちらは小売り販売はしないが、ニーズがあればオーダー注文は受けるそうである。

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これまで、ノベルティなどに活用されるカレンダーというと、壁に掛けるタイプか、卓上タイプと、相場は決まっていたが、今年は、この第3タイプのカレンダーが、この秋以降のカレンダー商戦の話題になりそうである。

この『ななメガカレンダー』は、大手の文具店や書店などを中心に、10月1日から税別1000円で発売開始予定である。これまで、卓上カレンダーとブロックメモをデスクに置いていた記者も、今後は、この『ななメガカレンダー』1つで、用を済ませられそうである。今年のカレンダー商戦は注目だ。

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記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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