『日清のどん兵衛 ピリッと辛口担担うどん』が流行の担々麺フィーリングをうどんに導入した南蛮系メニューの新勢力!

洋ならぬ和中折衷の特色を持つのが、日清食品株式会社(東京都新宿区)による『日清のどん兵衛 ピリッと辛口担担うどん』(105g/うち麺66g・希望小売価格(税抜)170円・発売中)である。

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近年情報番組などで取り上げられることが多く、再び熱い注目を浴びているのが担々麺。中国・四川発の挽肉入り辛みだれが特徴のラーメンの一種として、飯店系の中華料理店ではすっかりお馴染みのメニューである。

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ただ「ニッポンのうどん」がサブキャッチコピーながら、「どん兵衛」はこの中華麺類を、和風つゆに落とし込んで、日本・中国の折衷スタイルでうどんに仕立て上げてしまった。

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調理方法はかやくは油揚げめんの上にあけて、液体スープは取り出して湯を注ぐという方式。時間は5分。スープの袋がかなりずっしりと重みがあるので、フタの上で温めるという指示に従うことは欠かせない。

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5分経過後、液体スープを投入するのだけれど、これがオレンジ色のラー油も実に鮮やかで、白シャツを着ていたら警戒してしまうこと確実。

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ドロッとした肉味噌スタイルのスープを混ぜ合わせていてもラー油の鮮やかさは消えず、丁寧に混ぜ合わせる必要がある。

そうして仕上がるとふんわりと漂うのは食欲を誘う白ごまの香り。オレンジに拡がるラー油色スープだが、実際に飲んでみると見た目ほどは辛くなく、ソフトな仕上がり。じゃっかんホットだが、辛口を求める人には物足りないかも。

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スープの具材は味付肉そぼろとチンゲンサイ、ネギと輪切り唐辛子が、かつおだしの汁に混じり合う日本と中国のコラボレーション。さすがに担々麺でよくある刻みザーサイは入っていないのは日中のバランスを意識してだろうか。違和感はほとんど無く、南蛮そば系の一つとして食べられる。

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麺はどん兵衛特有のつるつるもっちりの手打ち風よじれを持った白いめん。うどんではあるが、細めの平打ちタイプ。油の濃いスープをあんかけ風に絡ませるから、しっかりとしたスパイシー味を堪能できる。担々麺のおいしさを決めると言っても過言ではないごま味がとてもおいしい。

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うどんファン、担々麺ファンの両方を取り込むことのできるみごとな和中折衷が印象に残る、魅力たっぷりの変わり味カップうどんである。

公式サイト:日清のどん兵衛 ピリッと辛口担担うどん

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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