『おいしいヌードル 博多とんこつ味 カタ麺』で味わう本格博多ラーメン店の味わい! カタい麺がお好きなアナタに

東圏のスーパーマーケットチェーン「マルエツ」との共同開発でエースコック株式会社(大阪府吹田市)が作った「おいしいヌードル」シリーズより、『おいしいヌードル 博多とんこつ味 カタ麺』(オープン価格)が出た。

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タテ型タイプの紙製カップで、いわゆるPB(プライベート・ブランド)商品ではあるが、思うより本格的な味わいを持っているのがこのシリーズ。

今回のご当地は博多で、とんこつラーメンを取り上げた。最大の特徴はやはり「熱湯1分」というカタい麺の味わいということに尽きるだろう。

通常博多ラーメンの看板を掲げる店舗なら、麺のかたさを選べるもの。ゆで時間で調整し、カタめというだけではなく、さらにカタい「バリカタ」や通称「ハリガネ」というバリエーションまで選べることがあるほど、博多ラーメンはカタければカタいほど良しとする傾向がある。

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そういった意味で言うと、この『おいしいヌードル 博多とんこつ味 カタ麺』は確かに麺はカタめ。しかしマニアックな程度までいかない、ほどよいカタさである。蒸し時間1分ということで、他のカップ麺(ノンフライ麺を除く)でも実現可能な範囲のカタさ。

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さらに博多ラーメンではなく、あくまで博多を意識した、博多ラーメン風なのは、麺がストレートではなく通常の折りたたまれたタイプの油揚げめんを使用しているところ。

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気軽で手軽に博多風というコンセプトなのだろう、マニアックに追求するよりもカップ麺としてお馴染みの食べやすさを意識したものに仕上げてある。

熊本ラーメンとは違って、豚骨とはいっても博多風なのでさほどケモノ臭はしないのも助かるところ。まろやかに白く輝くスープはマイルドで、味わい深い。

かやくにはごま、ねぎ、キクラゲという組合せを採用。あえて紅しょうがを使用していないところに何か意図はあるのだろうか。

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じゃっかん博多出身のマニアにはツッコまれそうだが、世間一般的に楽しむ博多風ラーメンとしては充分に美味しい。むしろ匂いやクセのある麺で苦手と感じていた層も食べやすいライトユーザー獲得という意味では効果的な戦略であるようにも思えた。

公式サイト:おいしいヌードル 博多とんこつ味 カタ麺

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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