これでキンキンのビールを飲みたい!魅力満点商品だが…『これぞ本物!氷のビアジョッキ』は作り方が難しいゾ!

や~、早く飲みたくて焦って作ってしまった!失敗作だった。パッケージにも、大きな字で書いてある。

「氷の作り方にはコツがいるので、何度でも挑戦してください!」

確かに、その通りだった。

でも、ビール好きなら、誰でも氷のジョッキで飲んでみたいだろう。それが自宅でできるんだから、これは欲しい。

というわけで、『これぞ本物!氷のビアジョッキ』のご紹介である。

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箱の中に入っているのは、氷のジョッキを作るシリコンフタ付きの製氷容器と、ジョッキの持ち手、ジョッキの底部、ジョッキを支えるリング、それに取扱説明書である。

この『これぞ本物!氷のビアジョッキ』を作ったのは、キャラクターグッズやオリジナルのバラエティグッズなどの製造・販売を手がける有限会社EHARA(東京・墨田区)。すでに3年くらい前の発売で、新商品ではないが、この暑い夏に、「氷のビアジョッキ」はあまりにも魅力的なので、当サイトでも取り上げ、実際に試してみることにしたのである。

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さっそく、製氷容器に水を入れ、氷のジョッキを作ってみる。ロックアイスを自宅で作るときと同様で、この手の氷は、一度沸騰させ冷ました水や蒸留水を使うのが常道で、水道水をそのまま使うと、氷が白く濁ってしまい、しかも気泡が中に入って、しっかりと固い氷にならないのである。

それはわかっていたが、記者の家は井戸水でしかも、空気が多めに溶け込んでいるだけでなくミネラルも豊富。きれいな氷を作るには、最悪の条件揃いなので、もうジタバタせずに、井戸水そのままで作ってみた。

冷凍庫の温度設定をマイナス15℃に上げ、ゆっくりと凍らせる。急冷だと氷が濁るので、少しでもゆっくりと凍らせるためだ。

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容器が完全に凍った頃合いをみて、容器を冷凍庫から取り出し、室温で10分置く。さらに容器に水をかけて、いよいよ氷のジョッキを容器から取り出すと、予想通り気泡は多いが、まあまあ綺麗なジョッキができている!

さっそく、その氷のジョッキを、プラスチックのジョッキ底部に乗せ、持ち手とリングを取り付けてみると、なかなかいい感じのジョッキが完成したではないか!

あとは、ビールを注いで、氷のジョッキが溶けないうちに、冷え冷えをいただこう!と、あわててビールを注いでいる最中に事件は起きた!

「バキンッ!」

そんな音と共に、氷のジョッキに大きな縦ヒビが入ってしまったのだ。

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それでもめげずに、ビールを注ぎ、まずは一口。おお、これは冷え冷えキンキンで旨い!

しかし、もうそれ以上ビールを注ぐことはできなかった。さきほど入った、縦のヒビ割れから、ビールがこぼれ出てしまって、ジョッキの中にビールがとどまってくれないのだ。う~、残念。なかなか神様は、いい思いを簡単には与えてくれない。

でも次は、きっと、たっぷりなみなみ注がれた氷のジョッキのビールを飲んでやる!そう心に誓って、2度目の氷のジョッキ作りにチャレンジ中の記者である。

箱の横の言葉が、今さらながら、心にしみる。「氷の作り方にはコツがいるので、何度でも挑戦してください!」

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というわけで、最初の挑戦は失敗だったが、今度こそ成功させようと、挑戦する気持ちは、ますます高まった。

『これぞ本物!氷のビアジョッキ』、暑い夏には、特に魅力あふれる商品で、しかも簡単には幸福を与えてくれない商品でもある。ぜひあなたも、この夏、何度でもチャレンジして欲しい!東急ハンズで税別1220円で販売されていたが、ネット通販などでは、税込で1000円を切って販売されているところもあった。なかなかのおもしろグッズで、パーティーグッズとしても使えそうな商品である[rakuten]tokyu-hands:10915951[/rakuten]。

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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