ペットボトル水耕栽培『育てるグリーンペット』で野菜やハーブはどこまで育つのか?(2ヵ月半後の様子)

前、こちらの記事で紹介した『育てるグリーンペット』。水耕栽培に必要な一式がペットボトルに入っており、水さえあれば誰でも野菜やハーブを育てることが出来るキットである。 詳細は前回の記事を参考にして頂くとして、今回はその後どのように育ったのかをお伝えしよう。

 

種まきより約2ヶ月半が経過。発芽後は、日当たりのよい窓辺に置き、1週間に1度の液肥の交換を忘れずに行ってきた。記者が育てたのは、レタス、ミニトマト、バジルの3種類である。
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まずはレタス。調子よく成長をしていたものの、葉が大きくなってくると茎が支えきれなくなったのか、垂れ下がってしまった。しかし、枯れているわけではなく、垂れたまま葉はどんどん大きくなっていった。
そして、収穫もすることが出来た。実は約1ヶ月半経った時に1度収穫をしている。収穫後も葉が次から次へと出て、2回目の収穫をすることが出来た。
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収穫したレタスの葉は1回目が14枚、2回目が17枚。他の葉野菜やミニトマトと一緒にサラダにして頂いた。変な形で成長してしまったが、水耕栽培で野菜が収穫出来るとは、やはり嬉しいものである。見た目はともかく、これは成功と言って良いだろう!
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続いてミニトマト。発芽した芽を間引きをして1本にすると、ぐんぐん成長した。ペットボトル内の水がなくなるペースも早く、1週間に1度の液肥の交換のほかに、水やりも頻繁に行っていた。30cmくらいに成長し、これからどうなるのか楽しみにしていた。しかし、今回の撮影を行う2~3日前より急に葉がしおれてきてしまったのである……。
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液肥を交換したり、水をやってみたりしたのだが、元気になることはなく。枯れるというよりは、全体的にしおれている状態。水耕栽培では限界がきてしまったのだろうか。適当なタイミングで、土に植え替えてあげても良かったのかもしれない。ミニトマトはかなり大きく成長したが、実をつけることはなさそうだ。
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最後にバジル。もっと成長するかと思ったが、これが2ヵ月半経っても、なかなか大きくならない。実は、1度種まきをした後にあまり発芽しなかったため、再度種まきを行ってみた。1度目の種まきでは6~7粒蒔いて、発芽は3本。2度目の種蒔きでは5~6粒蒔いて、発芽は1本。もしかしたら、全体的に「種」そのものがあまり調子が良くなかったのかもしれない。

 

 

このように、4月中旬から約2ヶ月半、育成を楽しむことができた。記者には栽培の知識がなく、草木を枯らしてしまう事が多かった為、本当に育つのか不安だった。しかし「育てるグリーンペット」は、発芽~成長までを難なくクリアでき、育てる喜びを感じられた。ただし、やはりそこには個々の育て方があり、同じような環境、水やり、液肥の量で放置しておくだけでは、収穫を迎えるのは難しい面もあるのだろう。 種類により育てやすいもの、水耕栽培では難しいものがあるのではと思う。

 

日当たりや風通しも難しい。日に当てすぎると、ペットボトル内の水がお湯になってしまったり、風が強すぎると茎が折れてしまったりする。
記者は、基本的に部屋の中で育てていたのだが、実はもうひとつトラブルに見舞われた。
6月になり梅雨の時期になると、あっという間にセラミックボールにカビが発生したのである。
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このカビは当然、成長にも悪影響を与えたはずだ……。

 

 

 

『育てるグリーンペット』はとても簡単に水耕栽培が始められる、素晴らしい商品には間違いない。

読者諸氏にもぜひ「トマト」や「ワイルドストロベリー」の収穫にチャレンジして頂きたい!

 

 

前回記事 : ペットボトルで野菜を育てる!簡単な水耕栽培キット『育てるグリーンペット』で楽しく野菜やハーブを育てよう!

公式サイト:SEISHIN(聖新陶芸株式会社) 『育てるグリーンペット』

記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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