食べて森林再生活動にも貢献!ノーマルとはひと味違う! 明治『アーモンド アグロフォレストリー仕立て』

ラジルのトメアスーといえば、かつて日本人が大量に移民として入植し、劣悪な環境の下、命がけでジャングルを開拓した歴史を持つ。

アマゾン下流の、その熱帯の地に、日本人は今度は森林再生のための農業と林業を融合した農法「アグロフォレストリー」を導入。そこで持続的に生産されるカカオ豆が、今日ご紹介する明治のチョコレート『アーモンド アグロフォレストリー仕立て』の主役である。

そのパッケージに、何か日本人の執念を感じてしまう記者なのである。

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このトメアスーのアグロフォレストリー農法に、明治がどうかかわっているのかについては、同社のサイトに詳しく書いてあるので、興味のある方はこちらからリンクをたどって欲しい。

この活動から生まれた明治の「アグロフォレストリーチョコレート」の商品群は、昨年の、第10回エコプロダクツ大賞の環境大臣賞を受賞している。

さて、それでは、いつものノーマルの「アーモンド」と、「アグロフォレスト仕立てのアーモンド」では、何が違うのだろうか。さっそく食べてみよう。

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定番の「アーモンド」も、今回の「アグロフォレスト仕立て」も、希望小売価格は税別200円と変わらないが、内容量がまるで異なる。ノーマルが96g入っているのに対し、「アグロフォレスト仕立て」は54gしか入っていない。単純計算で、単価が約1.8倍も高いのである。

パッケージを開けると、いつもと同じ、丸くて大きなアーモンドチョコの粒が入っている。見た目は、う~ん、よくわからない。食べてみると、う~ん、よくわからない。いつものアーモンドチョコと非常によく似ている。

これでは埓があかないので、記者はさっそく、ノーマルの「アーモンド」を買いにコンビニへ。そして比べてみた。すると、まず色が微妙に違う。ノーマルの方の茶色が濃いのだ。「アグロフォレスト仕立て」の方が、少しだけ白味がかった茶色をしている。

そして、肝心の味だが・・・。比べてみると、明らかに違う!「アグロフォレスト仕立て」を先に食べてから、ノーマルを食べると、チョコレートの味わいが足りなくて、甘いだけのように感じられるのだ。つまり、それだけ「アグロフォレスト仕立て」の方が、カカオの味わいが深く、やや甘さが控えめに感じられる。

何度も何度も、あっちを食べて、こっちを食べて、と比較を繰り返してみたが、さすがに単価が大きく違うだけのことはあって、「アグロフォレスト仕立て」は、チョコの味わいがワンランク上である。

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チョコの中に入っているアーモンドは、明治ならではの大粒で香り高いもの。それが、絶妙の硬さに仕上がって、チョコの中に収まっている。

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ターゲットは、「ナッツチョコ好きの方に幅広く」ということらしいが、このひと味違うチョコを食べることで、ブラジルの森林再生につながることに喜びを感じられる人も、必ずやターゲットになるだろう。

美味しいチョコを食べて、日本のアグロフォレスト農法とブラジルの森林再生活動に貢献したい人は、ぜひ一度、この明治の「アーモンド アグロフォレスト仕立て」をお試しあれ。

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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