このお茶は“2つ”の意味で「W」の称号にあたいする! 成分2倍!アサヒ『食事と一緒に十六茶W(ダブル)』

ょうど一週間前に紹介した日本コカ・コーラの「からだすこやか茶W」の記事の最後にも書いたとおり、今週4月15日に、今度はアサヒ飲料(東京・墨田区)から、同じ“Wトクホ”の『食事と一緒に十六茶W(ダブル)』が新発売された。

2つの効能を謳える、同じ“Wトクホ”飲料だが、トクホ関与成分である「難消化性デキストリン」の含有量が両者では大きく異なる。『食事と一緒に十六茶W(ダブル)』は、その意味でも、「W」の称号にふさわしい商品といえるのかもしれない。

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日本コカ・コーラの「からだすこやか茶W」に入っている「難消化性デキストリン」は350mlあたり5g。一方、『食事と一緒に十六茶W(ダブル)』(以下、十六茶W)には、250mlあたり5gが入っている。つまり、「十六茶W」の方が、同じ量のお茶の中に4割も多くの「難消化性デキストリン」を含んでいることになる。

ところが、1ボトルで見ると、「からだすこやか茶W」は、1ボトルが350ml入りなので含まれる「難消化性デキストリン」は5gなのに対し、「十六茶W」は1ボトルが500mlなので、1本に10gの「難消化性デキストリン」が入っていることになる。つまり、1本飲むという視点で比較すれば、「十六茶W」は、「からだすこやか茶W」のなんと2倍の「難消化性デキストリン」が摂取できることになるのだ。効能も、摂取量でも、まさに「W(ダブル)」なお茶なのである。

ちなみにその内容で、「からだすこやか茶W」は1本税別146円。「十六茶W」は1本税別160円である。

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「からだすこやか茶W」に限らず、これまでトクホの飲料というと、なぜか「350mlの小ぶりなボトルで、少々値段が高めの設定」というのが、ほぼお決まりの展開スタイルとなっていたが、「十六茶W」は、このスタイルを破り、競合他社とは明らかに違う価値で、トクホを展開していく構えに見える。

新垣結衣を起用したテレビCMの作りを見ても、非常にあっけらかんとしていて健康的なイメージ。既存のトクホ飲料「からだすこやか茶」があったため、そのリニューアルとして難しい投入となった「からだすこやか茶W」に比べ、新しいラインナップとしてトクホ飲料をメニューに加えたアサヒ飲料は、どこか吹っ切れた印象を受けるのは記者だけだろうか。

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さて、「十六茶W」は、上の写真のとおり、トクホは別にしても、健康素材16種類を使って作られたお茶で、しかもカフェインがゼロ。だから、カフェインを控えたい妊婦さんも、安心して飲めるお茶である。

多くの人も1度は飲んだことがあるとは思うが、十六茶には独特の香りと味わいがあって、これは、今回の「十六茶W」にも、完全に引き継がれている。この味で、1本10gの「難消化性デキストリン」を摂取できる。継続的に飲み続けたい人には、これは魅力ある設定だ。

catch

『食事と一緒に十六茶W』は、500ml入りペットボトル(税別160円)の他に、2l入りペットボトル(税別470円)もあり、こちらはかなりお得な価格設定となっているほか、250ml入の紙パック(税別105円)も用意されていて、用途や場面に応じて選べるラインナップとなっている。

さて、前回の「からだすこやか茶W」、今回の「十六茶W」と、今、ブームになりそうな「Wトクホ」飲料について紹介したが、本当は、この「Wトクホ」関係では、もっともっと読者に知ってもらいたいことがたくさんあるので、明日、まとめ記事を1本書くつもりである。

トクホやWトクホについて、まだまだ勘違いをしている人もいるようなので、明日の記事をぜひ読んでいただきたいと思う。

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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