国産野菜とまろやかスープがこだわりの専門店の味を再現『タテロング リンガーハットの長崎ちゃんぽん』新発売

国に500店舗以上を展開する長崎ちゃんぽんの専門店「リンガーハット」が監修した、即席カップめん版の長崎ちゃんぽんが、3月3日、エースコックから発売された。

商品名は『タテロング リンガーハットの長崎ちゃんぽん』で、名前のとおり、縦に長いカップにお湯を注いで食べるタイプ。専門店の味が、カップめんで、どこまで再現できたのか、まずはさっそくいただいてみた。

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リンガーハットのイメージカラーである黄色を下地に、リーンガーハットのトレードマークである赤いとんがり屋根の赤色の文字を配置したカップのデザイン。そこに野菜がたっぷりとのった長崎ちゃんぽんの大きな写真が使われている。

リンガーハットのこだわりは、たっぷり野菜をすべて国産でまかなっていること。わざわざメニューに「日本の野菜を食べる」という理念を添えているほどである。

また、とんこつベースの風味豊かな、とろりとまろやかなスープが最大の特長だが、それがカップめんで、どこまで再現できているのかが気になるところ。

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フタを開けると、オールインワンではなく、そこにもうひと袋、「調味油」なるものが入っている。それは、オニオンとごまラー油の風味を加えるもので、店舗で食べる臨場感を味わってもらうための仕掛けにもなっている。

かやくは、大きめのキャベツに、えび、かまぼこ、もやし、人参で、めんは油揚げめんの太麺タイプ。5分戻しでいただく、丸型のなめらかな食感のものである。

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ちなみに、エースコックでは、この『タテロング リンガーハットの長崎ちゃんぽん』の発売に先駆けて、2月10日に、袋めんタイプの『リンガーハットの長崎ちゃんぽん』を発売しているが、そちらに使用しているめんは、ノンフライタイプのコシのある太麺だった。

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さて、そうしている間に5分が経過し、透明でキラキラと輝く調味油を加え、かき混ぜると「長崎ちゃんぽん」のできあがり。

見た目は、なかなか「長崎ちゃんぽん」の雰囲気が出ている。欲を言えば、もう少しだけ野菜が多いと、ぐっと本物に近づくのだが、それは制約が多いカップめんのこと。それでも緑のキャベツとピンクのかまぼこ、白濁したスープは、長崎ちゃんぽんそのものである。

スープをすすると、これは微妙である。長崎ちゃんぽんと言われれば、そんな気がするし、とんこつ風味のラーメンスープのようでもある。しかし、あとから加えた調味油も効いていて、とろみもあり、美味しいスープである。

catch

めんは、いかにもカップめんというものではあるが、スープの再現性はなかなか頑張っている。

めんは70gと、しっかり満足感が得られる量で、カロリーは371kcal。ひなまつりの3月3日に全国発売で、税別190円である。

記者としては、先に販売された「袋めんタイプ」も、ぜひいただいてみたい気持ちにさせられた。まだまだ寒い日もある今の季節、リンガーハットの長崎ちゃんぽんを自宅で味わうのは、なかなか魅力的だ。

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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