家の壁から可愛らしい双葉が芽を出した?と思ったら… クギに被せて部屋を楽しくする『Leaf Hooks』だった!

十四節気の「啓蟄」も過ぎ、地中の虫が穴から這い出し、木々の新芽が芽吹き、家の壁からも双葉の芽が顔を出す季節となった。我が家の壁からも、写真のとおり、芽が出てきたので、それをフック代わりに。なんて、そんなわけはない。

これは、イギリスのアイデア小物やギフトのメーカーsuck UK(サックユーケー)が販売する『Leaf Hooks』(リーフ フックス)。直訳すれば、「葉っぱのフック」。なかなか可愛いので、ためしに使ってみたのだ。

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段取りとしては、まず最初に壁にクギを打ち付け、それに葉っぱを被せていく。葉っぱは、予想以上に繊細で柔らかく、そのままマヨネーズをつけて食べてしまいたいような、若芽が再現されている。

何となくスマホのイヤホンジャック・アクセサリーを思い出させる、インテイア小物だ。

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セット内容は、長さ3.5cmのクギと、それに被せる葉っぱがそれぞれ6個。クギは、葉っぱを被せやすいように、頭の部分を細く加工してある。

家にある同じような長さの普通のクギにも被せられないか試してみたが、ちょっと無理があった。もし被せることができても、すぐに破れてしまいそうである。

一方、この付属の専用クギなら、スルリと楽に被せることができる。測ってみると、3.5cmのクギのうち、壁に打ち込まれる部分が2.1cm、葉っぱが被る部分が1.4cmくらいだった。

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この商品、発想が面白く、しかも双葉の新芽だけでなく、いろいろと応用が効きそうで、クギのフックが楽しくなりそう。特に、この葉っぱのデザインなら、キッチンや園芸用品などにぴったりのものだが、問題が2つある。

1つは、日本の住宅事情だ。特に賃貸のマンション住まいだと、なかなか壁に釘を打つというわけにはいかないだろう。これが使えるということは、壁が木材で出来ていて、そこに自由にクギが打てる環境でなけばならない。

問題の2つ目は、この商品も、先にsuck UKの商品で紹介した『FRIDGE FONTS』同様、現在のところ、suck UKのサイトなど、海外の通販などから直接購入するしか入手の手がないのだ。価格は、12.75米ドル。日本円で1300円くらいだが、送料の方がずっと高く付いてしまう。

いくつかの商品と一緒に購入するか、まとめ買いするなどして、送料負担の割合を下げる工夫が必要になるかもしれない。まあ、だからこそ、購入したときには、日本では手に入らないという希少価値もある。

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1パッケージに、クギと葉っぱが各々6個入り。

パッケージの表には、「NAIL COVERS」(クギのカバー)、裏面には「見栄えの良くないクギを隠し、壁を明るくする」といった言葉が並ぶ。記者は、このアイデアだけ頂いて、フックを自作してみようという気にさせられたが、さてあなたはいかがだろうか。【渡邉 穣】

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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