ポテトチップスの“巨人”カルビーの全ポテチをおさらい!一体何種類の味があるの?『カルビー ポテトチップス』

る日も来る日も、いろいろなお菓子を食べていると、食べたものと食べないもの、記事にしたものとしていないものが、こんがらがってくる。

なかでも悲惨なのは、カルビーのポテトチップス。パッケージは似ているし、名前も、味も似ているので、もうこれは何がなんだかさっぱりわからなくなるのだ。

一体、カルビーには何種類のポテトチップスがあるのか?今日は、読者のみなさんと一緒に、『カルビー ポテトチップス』の商品のラインナップを確認してみたいと思う。

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カルビーのポテトチップスでいつも感じるのは、さまざまな「限定」商品の多いこと。期間限定だの、地域限定だの、チャネル限定だの、数量限定だの、本当に目まぐるしく「限定」の新商品が登場する。それならば「限定」じゃない、通年の定番商品には一体何があるのだろう。

 

3月5日現在の同社HPの情報からまとめてみると、『カルビー ポテトチップス』の通年商品は9種類。

「うすしお味」「コンソメパンチ」「のりしお」「しょうゆマヨ」「フレンチサラダ」「ガーリック」「梅味」「味わいしお味」「コク深いチキンコンソメ」となっている。

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同じく、3月5日現在での、期間限定商品は、「しあわせバター」「ハッピーチキン味」「韓国のり味」の3種類、さらにコンビニ限定商品は、「コンソメWパンチ」「濃い逸品にんにくしょうゆ味」の2種類である。

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これらの他に、地域限定で販売される商品が、「こんぶしょうゆ」「北海道バターしょうゆ味」「のり塩パンチ」「白しょうゆ」「関西だししょうゆ」「かき醤油味」「九州しょうゆ」「博多めんたいこ味」「ゆずこしょう味」「ギザギザのりしお」「ギザギザ九州しょうゆ」の11種類もある。ここまで合計すると、全部で25種類。

ネーミングを見ると、最後の「味」が付いていたり、いなかったり、「しょうゆ」が漢字だったり平仮名だったり、「塩」が漢字だったりひらがなだったり、とにかくバラバラである。記者じゃなくとも混乱して当然だ。

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ここまではHPに載っているものの話。実は、期間限定でも、「復活!期間限定」という、復刻版の味を期間限定でリバイバルさせている商品もあって、それはHPには掲載されていない。

安曇野産のわさびパウダーを使って、ツンとくるわさび味の『信州本わさび』は、しっかりと粉末しょうゆも入っていて、これはいわば「わさび醤油味」と言ってもいい。

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思うにポテトチップスには、きっと醤油の味が合うのだろう。カルビーの数多いポテトチップスの中でも、醤油味はひときわ多い。

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こちらは同じく「復活!期間限定」の『焼きしょうゆ』。やはりHPへの掲載はなく、この冬限定の商品のようだが、これも醤油味である。

どうして、こんなにも多くの種類のポテトチップスを出すのかと、疑問に思う人もいるかもしれないが、カルビーの場合、これも“止むなし”なのかもしれない。というのもカルビーが日本のポテトチップス市場に占めるシェアは、驚くなかれ、実に「約7割」にもなるからだ。

日本のポテトチップスの7割もの量を、消費者に日々飽きられることなく、しかも揚げ物で味が劣化しやすいポテトチップスの鮮度を落とさない回転率で、つねに大量に販売し続けるには、よほど緻密な販売戦略を描き実行しているはず。リスク分散の観点からも、ある程度の多品目化は避けられないのだろう。

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「限定」という二文字で、消費者の購買意欲を高め、地域限定を使ってマーケティングも行い、チャネル限定で在庫の無駄をなくし、圧倒的な販売量でポテトチップスを日本中に売りまくる。まさにポテトチップスの“巨人”、それがカルビーという会社なのだ。

ちなみに、カルビーはポテトチップスのシェアは約7割だが、スナック菓子全体で見ても、「約5割」のシェアを誇るスナック菓子の“巨人”でもあるのだ。

さて、今年は、これから一体、どんな「限定」商品で、われわれを楽しませてくれるのか。すでに3月の中旬以降には、焼肉のたれとのコラボフレーバー2種類のポテトチップスの発売が、ブランドサイトに発表されている。もう来週、再来週のことである。発売になり次第、当サイトでも掲載の予定なので、乞うご期待だ。【渡邉 穣】

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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