冷蔵庫に、英文タイプで打ったようなメッセージ出現! シブイぜ!海外通販だけで買える『FRIDGE FONTS』

蔵庫の前面は、大きさといい、色といい、磁石が付けられることといい、まるでホワイトボードそっくり。なので、洋の東西を問わず、そこはメッセージボードとして活用されるようだ。

というわけで、イギリスはSUCK UKの『FRIDGE FONTS』。日本だとカラフルで、どちらかというと子供じみたデザインの、マグネットの切り文字が多い中、このイギリス製のマグネット英文切り文字は、まさに大人向けのデザイン。実にシブイ!のである。

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何しろ、このフォントデザインは、クラシカルな英文タイプライターの文字。色も黒で、小文字と数字と記号が3つあるのみ。パッケージに入っている2枚のシートから、使用したい文字を切り離して、それをペタペタと冷蔵庫に貼ってメッセージを書くだけ。

何か書こうとすると、このフォントのシブさから、ついつい50年代あたりの欧米の文学作品とか歌詞などを思い浮かべてしまう。トルーマン・カポーティーにしようか、ヘミングウエイか、なんて悩みながら、結局、記者はミュージカル「ウエストサイドストーリー」の名曲の歌詞を、口ずさみながら冷蔵庫に書いてしまった。

ちなみに商品名になっている「FRIDGE(フリッジ)」というのは、「冷蔵庫」のこと。このマグネットシートが入っている紙のパッケージが、そのまま冷蔵庫のデザインになっている。

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2枚のシートに入っている文字は、アルファベット26文字と数字が0~9まで。それに記号が3つ。これらがそれぞれ複数個入っていて、全部で201個の文字が切り出せるようになっている。

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冷蔵庫のデザインのパッケージには、「あなたの晩ご飯は冷蔵庫の中に」というメッセージが。

実際に家の冷蔵庫に貼ってみると、本当に地味で目立たない。大人の住まいには、オシャレ感があってシックで似合うかも。でも、まず子供ウケは期待できないだろう。

さて、問題は、この『FRIDGE  FONTS』、今のところ、SUCK UKのサイトなど、海外の通販でしか購入ができないこと。価格は米ドルで8.5ドル程度、つまり900円しないくらいだが、海外通販で買うと、送料の方がずっと高くついてしまう。

いくつかの商品をまとめ買いするとか、友人同士で一緒にまとめて買うなど、送料を節約する工夫が必要かもしれない。いずれ人気が出れば、日本の通販サイトや輸入業者が扱うかもしれないが、そうならない方が希少価値がある。

こういうものの日本でのニーズが、どれほどあるのか、記者としては興味津津なのである。【渡邉 穣】

 

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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