小学生向けの“マイファースト万年筆“をパイロットが発売!  本格的で格安な『kakuno(カクノ)』は大人にこそ狙い目だ!

近、万年筆売り場に足を運んだことのある人ならわかると思うが、以前に比べ、ずいぶんとカラフルでカジュアルなデザイン、そして安価なペンが増えている。しかも単にカジュアルなだけでなく、明らかに「子供向け」に開発されたラインナップが、万年筆の一流外国メーカーから売り出されているのも目につくようになった。

その分野に、ついに日本メーカーも参戦である。昨年10月20日、パイロットが小学生の子供向けの万年筆『kakuno(カクノ』を投入。さっそく試してみた。

 

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『kakuno(カクノ)』というネーミングは、そのペン軸が六「角の」形をしていること、そして「書くの」が楽しくなるペンという、2つの意味を併せ持っている。

軸もキャップも六角形で、デスクなどから転がり落ちる心配が少なく、しかもペンを持つ首の部分は三角形になっていて、親指、人差し指、中指が、自然と正しい位置を持つように作られている。

ターゲットが小学生なので、正しいペンの持ち方が習得できる工夫が施されているのだ。

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また、ペン先の中央部に、ハート穴を鼻に見立てた笑顔が描かれている。これは、単に親しみやすさの演出ではなくて、ペン先の向きを正しく向けて書くための工夫なのだ。

しかも、ペン先の素材はステンレス製。筆圧の強い子供には、ステンレスの固めのペン先が、むしろ書きやすく、しかも安くペン先を作れるので、一石二鳥なのである。

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ペン先の太さは、F(細字)とM(中字)の2種類。今回、試したのは中字のMだが、記者が持っている数種類の外国製万年筆のFに匹敵するくらい、細めのカチッとした文字が書きやすく、それでいて紙の上を走るペン先がカリカリしない。驚くほど、滑らかに文字が書けるのである。

このペン先は、パイロットのワンランク上のラインナップである「コクーン」や「プレラ」といった3000円クラスのペン先と同じものと思われ、それを搭載した『kakuno(カクノ)』が税込1050円で手に入れられるのは、なかなかお買い得感がある。

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パッケージには、ペン本体のほかに、インクカートリッジ1本と、使用説明書が同梱されているが、コンバータを使うことで、ボトルインクの使用も可能である。

キャップは、小学生がペンケースに入れることを考え、クリップレスタイプにし、しかもキャップを引き抜きやすいように、指が引っかかる窪みのある形状となっている。

記者は、実は万年筆愛好家で、パイロットの万年筆も、「カスタム」を始め2本使用しているが、同社の万年筆は品質管理が良く、個体差が少ない上、非常にしっかりとした精密な作りをしていることに満足している。それは小学生向けのこの『kakuno(カクノ)』にも受け継がれていて、カートリッジを差し込む部分や、ペン先の付け根の部分など、しっかりと作られていて、いい感じに仕上がっている。

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子供の頃に馴染んだ筆記具は、結局、大人になっても一番使いやすく愛着をもって使われる。だからこその“マイファースト万年筆”をというメーカーの思惑だろうが、記者の体験からして、その効果は実効性が高い気がする。

また、ドイツでは、子供の頃だからこそ、万年筆での筆記を先に身に付けるという教育方針もあるようで、ペン先にかける力次第で文字にアクセントをつけやすい万年筆は、日本の子供にとっても、有用な筆記具になるのかもしれない。

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いずれにせよ、昔の人に比べ筆圧の強い今の人たちには、こうした安価なステンレスのペン先は、意外と書き味がしっくり来るので、この『kakuno(カクノ)』は、小学生だけでなく大人の筆記具としても、快適に使えるものではないかと思える。

キャップの色は、オレンジ、レッド、ピンク、グリーン、ブルー、ブラックの6種類。どの色も、価格は税込1050円。全国有名文具店、百貨店、および量販店で発売中だ。

今回、「おためし新商品ナビ」では、ピンクのキャップ『kakuno(カクノ)』新品を1名にプレゼントする。興味ある方は、ぜひご応募を!

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記者

渡辺 穣

渡辺 穣

50代男性。元日経トレンディ副編集長。アウトドア好きで、八ヶ岳山麓に暮らす。文具、IT、メカもの、サイエンスものが好き。

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