好調RTD市場の牽引役・サントリー『ほろよい』から2つの期間限定商品。お酒は自由に、スマートに飲める時代になってきた!

ういう飲み物を業界ではRTDと呼ぶようである。RTDとは、「Ready  to Drink」の略で、「すぐに飲めるもの」という意味。グラスに注いで、水やソーダ水で割ったり、氷を入れたり、何かを混ぜてかき混ぜたりせずに、缶のプルトップを引けば、そのままゴクゴクと飲める、比較的アルコール度数の低い飲み物を意味するのだそうだ。

ここ数年、そんなRTDが売り上げを伸ばしている。そしてその牽引役の1つになっているのが、ご紹介するサントリーの『ほろよい』というブランドだ。今日は12月10日に発売された『ほろよい メロンサワー』を試してみた。明日は、もう1つの期間限定の『ほろよい』を紹介する。

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そのまますぐに飲めるRTDなので、グラスに注ぐ必要はないが、色をご覧いただくため、注いでみると、これは見た目も、香りも、まさしくメロンソーダそのものだ。

アルコール度数も3%なので、こうやってテーブルに置いてあれば、子供が一気に飲んでしまいそう。それくらいアルコール分も希薄で、ほとんど感じられない。アイスクリームを1スクープ落として、ストローを差し、チェリーを1粒。そんなスタイルが似合いそうな、お酒なのである。

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なんせ、原材料を見ればわかるとおり、アルコール分以外は、りんご、メロン、はちみつ、糖類、酸味料、香料、色素、炭酸ガスである。まさしくメロンソーダに、わずか3%だけのスピリッツを垂らした飲み物だ。

こうした低アルコールで、甘い、ジュースのようなお酒が、20代の若者を中心に売れているという。メーカーの売り文句も、「新成人おめでとう」と、お酒初心者に呼びかける。記者が学生の頃には、ちょっと考えられないことだ。

二十歳の頃は、背伸びをしてバーボンやスコッチを、お気に入りのお店にボトルキープして飲んだものだった。今の時代は、ウイスキーなどの高アルコールは流行らない。

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こうした状況を、「日本人のお酒離れ」と分析する向きもある。しかし、記者は、「お酒離れ」ではなく、若者の働き方が多様化した結果ではないかと考えている。

サラリーマン社会の上下関係が崩れ、非正規雇用が増え、若者の就職難の時代となり、そのことが若者を「お酒の付き合い」「飲み二ケーション」といったサラリーマンの“負の呪縛”から解放したのである。決して、お酒が嫌いなわけではない。自分の好きなスタイルで、好きな人と、好きな場所で飲める、当たり前の飲み方ができるようになったのだ。

TPOに応じて、こうしたRTDを飲むことを選択する。食事と一緒に、あるいは、PCでチャットしながら、あるいは、友達と一緒に・・・。酔うために飲むのではなく、ようやくお酒をスマートに飲める時代になったのかもしれない。

サントリー『ほろよい メロンサワー』。350ml入り缶で、税別141円。冬季のみの期間限定販売である。

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記者

渡辺 穣

渡辺 穣

50代男性。元日経トレンディ副編集長。アウトドア好きで、八ヶ岳山麓に暮らす。文具、IT、メカもの、サイエンスものが好き。

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