あなたの毎日の生活を24時間継続的に記録するリストバンド! ジョウボーン『UP』で、まず自分を知る、人生が変化し始める!

の有名な孫子の兵法書には「彼を知り己を知れば、百戦してあやうからず」と書かれている。要するに、「戦いに勝つには、敵も自分もよく知らないといけない」ということだ。これは現代にもあてはまることである。

情報時代の現代、仕事でも私生活でも、毎日の生活を悔いなく正しい判断で満足いくように過ごすには、自分のことをしっかりとデータとして把握することは、おそらく非常に意味のあることだろう。そんな生活の記録=ライフログをとるツールが、このジョウボーン『UP』である。

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といっても、「何のことやらわからない」、「このリストバンドって一体何をするもの?」という人もいるはず。また「ダイエットのための健康器具だろ」という、誤解をしている人も少なくないと思う。

最初にも書いたとおり、これは自分を知るためのツールである。このリストバンドには、センサーが内蔵されていて、このリストバンドを装着している間じゅう、そのセンサーを通じて、自分のデータが計測される。それをスマホとアプリを使って、確認・分析する。そんなことが可能なリストバンドなのだ。

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データの表示や分析をスマホ側に委ねているため、商品自体は非常にシンプルである。パッケージの中には、ちょっとオシャレ感のあるしっとりとした肌ざわりのリストバンドと、充電用のUSBケーブルが入っているだけ。このリストバンドをいつも手首に装着するだけで、あなたの24時間の睡眠や運動、食事についてのデータが記録される仕組みだ。

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リストバンドの先端には、キャップをはずすと3.5mmプラグが付いていて、それをスマホのヘッドフォンジャックに差し込めば、センサーが集めたデータをスマホに同期することができる。あとは、スマホ側でアプリを操作すれば、視覚化されたデータを読み取ることができるのだ。操作は極めて簡単だ。

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さて、スマホに移されたデータは、美しくわかりやすいビジュアル化された状態で見ることができる。

例えば、睡眠時間であれば、何時に眠り、何時に起床したかはもちろんのこと、眠りにつくまでの時間や、睡眠途中のレム睡眠、ノンレム睡眠がグラフで一目瞭然だ。

アラームを設定した時間、アラームが鳴ってから起きるまでの時間、トータルの睡眠時間や深い眠りの合計時間など、グラフとデータで、自分の睡眠について、詳しく知ることができる。

また、起きている活動時間には、どれだけ歩いたかの歩数、その間の消費カロリーなどがやはり美しいグラフとデータで表示される。

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また食事内容を入力することで、その日の食事時間、栄養情報、取り入れたカロリーなどもわかり、それらのデータから、あなたに合ったアドバイスや情報が、「考察」として提供される。

リストバンドには、バイブレーションモーターが内蔵されていて、睡眠サイクルを見ながら、最も快適に目覚められるタイミングに無音の振動であなたを目覚めさせるスマートアラーム機能がある。これがなかなかスグレモノで、手首への軽い振動なのに、不思議とすんなり目が覚めるのだ。

そのほかにも、ストップウォッチ機能や仮眠時に最適な仮眠時間で起こすパワーナップ機能など、使い慣れると、手放したくない便利な機能が付いたリストバンドなのだ。

このリストバンドには、最長で9ヶ月間のデータを記録でき、それを随時スマホと同期させて使用する。

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リストバンドの中には、充電用のバッテリーが内蔵されており、データの同期に使用した3.5mmプラグを使用して、PCなどのUSB機器から充電ができる。

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1回の充電で約10日間もの長期使用ができる利便性は高い。いつも付けっぱなしで使っても、月にわずか3回の充電で済んでしまう。1回の充電時間は約80分なので、お風呂の時間などを利用すれば、不便に感じることもなく充電が可能だ。

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このジョウボーン『UP』には、S,M,Lの3種類のサイズがあり、それぞれ、バンドの内周が141mm、167mm、180mmとなっている。これは記者の感想だが、サイズに迷ったときは、大きめの方を選んだほうがいいと思う。キツめでは、装着していること自体が苦痛になるし、形もいびつになって邪魔になる。さらに夏など、汗をかくようなときは、ピッタリサイズではやはり不快だからだ。

スマホのOSは、AndoroidもiOSもどちらも使用可能。価格は、参考価格で税込1万3800円となっているが、昨年11月に、iOSだけで使用できるBluetooth搭載版の『UP24』が、すでに米国で発売されており、ネットから購入することもできる。データの同期に、いちいちスマホに差し込まなくても使える点で便利だが、電池のもちが、1回の充電で10日間から7日間に減少し、価格は20ドルほど高くなっている。

冒頭にも書いたとおり、このジョウボーン『UP』は、あくまでも自分のライフログを記録して、自分を知るためのツールである。ダイエットに使うことはできるかも知れないが、ダイエットのためのツールではない。

自分を知り、それにより気持ちよく健康で快適な生活を実現し、よりよい意思決定が可能になり、人生がいい方向に向かう。そんな自分を最適化するために使えるツールである。どう使うかは、自分次第だ。

更なる情報は、ジョウボーンの公式サイトもぜひ見て欲しい!日本語にも対応しているし、開発者たちが登場する興味深い動画情報もある。

 

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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