食べる楽しみ+作る楽しみ+いつも出来たてのポップコーン  コラボシステム『レンジDEポップコーン(しお味)』

の商品、実は、当サイトで取り上げるべきか否か、まだ迷っている記者なのである。

商品名は『レンジDEポップコーン』。なぜ迷っているのかといと、理由の1つは、この商品のパッケージの裏に、■お問い合わせ先として電話番号とWEBサイトのURLが書かれているが、そのURL(http://www.collabo888.com/)を開いても、サイトは工事中で、リンク1つないのである。商品情報自体は、確かに、同じドメインのhttp://p.tl/2cVr(短縮している)にあるが、検索して探し当てるか、最初からURLを知らないと、ここへはたどり着けない。

さらにもう1つの理由は、なぜかアマゾンでは「現在、お取り扱いしてません」だし、楽天では、検索しても出てこない。この両者で扱っていないうえ、ネットで探してもなかなか他の情報もないからだ。

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「電子レンジ用のポップコーン」というのは、日本でもいくつか売られているようだが、大体は輸入モノである。この『レンジDEポップコーン』も、原産国は韓国。それを東京のコラボシステム株式会社が輸入販売している。

80g入りで、原材料はアメリカ産の遺伝子組み換えではないトウモロコシ、そしてトランス脂肪酸フリーのショートニング、それに食塩、香料、着色料である。一袋80gで、382kcalとなっている。

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厚手の紙の袋にコーンが入っているのは、電子レンジ用ポップコーンでは、どれも同様で、これをそのまま電子レンジに入れるだけで、アツアツのポップコーンが出来上がる。

この『レンジDEポップコーン』は、500wの電子レンジで、約4分程度で、600wで約3分半、750~1000wだと約2分で、ポップコーンが出来上がる。

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レンジに入れている間に、袋の中からはバスン!バスン!と大きな音がして、袋はみるみる膨れ上がる。中の油も溶け出し、袋の中はかなりの高温になるので、取り出すときはやけどに注意である。

しお味はやや薄いが、それが逆に飽きを感じさせない味付けになっている。今回、試食したのは「しお味」だが、このシリーズには他に、「スイート味」と「バター味」もある。価格はオープン価格だ。

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さて、このような電子レンジ用のポップコーンは、ポップコーンの国・アメリカでは莫大な消費量があり、これを食べ過ぎると、健康上問題があるといった指摘は、ずいぶん前からなされている。

それは、当初は、「トランス脂肪酸」などの、食品に含まれる成分の問題だったが、昨今では、電子レンジ用ポップコーンの紙袋の内側にコーティングされている化学物質の方が問題にされている。電子レンジを使うことで、その化学物質が食品に溶け出し、それが神経系や生殖系(不妊)への健康被害や発ガンの可能性も疑われている。簡単に言うと、フライパンなどの表面加工に使われるテフロンの類似物質が原因である。

ここでは、そこに踏み込むことはしないが、このテフロン加工の製造メーカーであるデュポン、その他の会社では、2015年までに、ポップコーンの紙袋へのその物質の使用を段階的に廃止するという情報もある。逆に言うと、2015年までは、その物質は使われているということだ。興味がある方は、ネット上にもいくつか報道記事(英文)などがあるので調べてみるといいかもしれない。

 

 

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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