スナック菓子の新しい味開発の努力には頭が下がる!     45周年の『カール』、“夢の味”第1位はグラタン味

にかく、お菓子の世界は、常に新しい味で目先の飽きが来ないように、回転させるのが大変な業界のようだ。季節限定、期間限定など、様々な限定商品が出るのも、その工夫の現れだろう。

明治のコーンスナック菓子・カールは今年が45周年。それを記念して、ホームページで食べてみたい夢の味を募集したところ、じつに35万6千票もの投票があり、第1位に輝いた『カール グラタン味』が商品化され、新発売された。

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投票結果をみると、1位のグラタン味はダントツ。2位に4万票以上の差をつけているが、記者の個人的な希望を言えば、むしろ2位のえびフライが食べたかった。

まあ、それはさておき、こうしてメーカーは、あの手この手を使って、新しい味の開発努力に余念がない。本当に頭が下がる思いである。こんなにも、常に新しい味を出し続けないといけないのかと思うが、そうしないとサバイバルできない世界なのだろう。

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この『カール グラタン味』は、グラタンだけあって、通常のカールよりも、色は白っぽい。封を切ると、ほのかにチーズの香りが漂う。イメージは家庭のグラタンなのだそうだが、確かに、口に入れると、クリーミーなチーズのコクのある、グラタンの味がする。

このグラタン味、11月5日の発売開始で、価格は税込126円。来年1月には、今度は復刻の味として「えびバター醤油味」も登場するらしい。日本初のノンフライスナック菓子・カールは、45歳にして、まだまだ元気いっぱいである。

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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